「子供たち、雨の日の通学路で毎回水をひっかけられて帰ってくるんですよね」
智恵美さんの子供の通学路は、大通りは路面の水はけもよく表面の凹凸も少ないが、一本裏通りに入ると、アスファルトの修繕がなされておらず、雨天時には大きな水たまりがそこかしこにできるそうだ。
「道幅もさほどなく、頼りない線が引かれた狭い路側帯があるだけの道が続きます。中には、もちろん子供たちの列を見つけると最徐行してくれる車両もあるようですが、スピードを全く落とさない車も結構いるそうです」
子供たちは、車とは水をはねて走るものだと認識しており、車両を認めると傘を横に向けて身を守る習慣ができるという。
「でも、傘を振り回すこと自体が危ないですし、結局しっかり水をかけられてしまうので、無駄な抵抗なんです」
車両の水ハネが常態化しているため、雨の日には荷物が重くても着替えを持参する子もいる。
「徐行しても多少はハネるんですが、心がけ次第でだいぶ違います。頭からかかって全身ズブ濡れなんてこともありますからね。ひどいもんですよ」
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