また、智恵美さんは自転車のマナーの悪さにも辟易としている。
「うちのあたりは学生も含めて通勤時間帯には自転車の数もとても多いんですが、若い人の”ながら運転”の多さにあきれています」
高校生や大学生はイヤホンをつけている人が多く、スマホを器用に操りながらろくに周囲も見ずに走行している自転車もよく目撃するという。
報道番組などで注意喚起している場面をたびたび見かけるが、誰も意に介していないのではないかと感じる、と智恵美さん。
「小学生の列が正面から来ていても手元を見ていて気づきもしない、という人もいます。
前に、1人で下校していた子が若い男性が運転する自転車と接触したにもかかわらず『ごめんごめん』とだけ言われて逃げ去られたこともあったんです」
その児童は後日になって母親にその出来事を報告したため、自転車に乗っていた人物の特徴はおろか、事故の日付も曖昧で、結局事実はうやむやになってしまった。
「ながら自転車は、子供がその姿を見て『ああいうことをやってもいいんだ』と思ってしまうのも怖いですね。小学校では自転車教室や交通ルールに関する出張授業などがたまにありますが、大きくなると初心を忘れてしまいがちですから」
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