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【後編】【教育の敗北?】蔓延する「読書感想文ビジネス」の闇。AI技術発展の裏側にある学校教員の苦悩とは。

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「悪いものじゃないと思うんです、読書感想文。でも、そういうズルいことを覚えてしまう子どもたちがいて、そういうズルいことにいざなう大人がいるということに虫唾が走ります。

昔から、親に書いてもらう子とか、親に手直ししてもらう子はいたと思います。でもそこには、親と子のコミュニケーションがあったし、お金が発生していなかった。誰かにアドバイスをもらうために、どう聞けばいいのかなんて言う経験も、『読書感想文』に取り組む中で育っていたのではないかしらと、私は思いますけど……。

でも、じゃあ現状をどうすればいいかと言われると、答えは出せません。どうすればいいのかはわからない。子どもたちじゃなくて、『読書感想文』を出品している大人や、『読書感想文を販売するサイト』なんかを運営している大人を捕まえてくれたらいいのに…とは思いますけど、それがどういう罪に当たるのかと言われると難しいし……」

真奈美さんはそう言って、頭を抱えていた。



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