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売れっ子講師は「まるで歌舞伎町のホスト」公立教師が嫉妬する【個別指導塾】大盛況のカラクリ

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少子化が叫ばれ、首相が「異次元の少子化対策」を叫ぶ今、塾業界はさぞ苦しい戦いを強いられているのではないかと思われがちだが、実は塾の数はゆるやかに増加している。

「今の子どもたちや親は『個別対応』を望むので、少人数制のクラスがある塾や個別指導塾がウケます。そのため、大きな塾ではなく小規模な塾が増えているというのが正確なところのようですね。大手の塾も小規模クラスや個別教室を派生的に作って運営しているので、塾業界はもはや斜陽産業になるのではないかという読みはやや外れていたみたいです」

そう話すのは、大手学習塾でマーケティングや広報業務を担当している穂乃果さん(仮名・32歳)だ。

「しかも今や、学習塾に通っていない子どもはほとんどいないというような時代。子どもによってはいくつかの塾を掛け持ちしていたりします。多いのは、大手学習塾の大人数クラスに通いながら個別指導にも通うというパターン。私の子どもはまだ小学校1年生なので、塾はまだいいかと思っていましたけど、同級生のお母様方には、『1年生から行かないと遅れてしまうし、遅れてしまったらもう取り返しがつかない』とか『あんまりよくわかっていないうちから入れて行かないと、勉強を嫌だと思うようになってからでは行かせるの大変よー』とか言われます」

「仕事として調査してみても、今は塾に行きはじめる子どもがかなり低年齢化しています。小学校1年生になる前に『小学校準備講座』なんてものを提供している塾も多いし、有名小学校の受験をクリアするための幼児教室だってまあいえば学習塾ですよね。少子化はしているけれど、1人のお子さんにかける学習のための費用は増加傾向にある……という感じ」

そう話す穂乃果さんは、コロナ化の頃に、学習塾が減少するのではないかという懸念を抱いたそうだが、それも杞憂に過ぎなかったと言って笑う。

©Getty Images

「あの頃緊急事態宣言が出て、学校にも通えなくなった子どもたちやその保護者は、塾に助けを求めることが多かったんです。そして学習塾はいちはやくオンライン授業を提供したり、1対1で個別授業をしたり、換気などを行う環境を整えたりという対応を行うところが多かった。その結果学習塾はつぶれてしまうどころか、新しい顧客を獲得したところも多かったと聞いています。でもまあ、コロナ禍を抜けた今はまた、企業間競争が激しくなってきてはいますけどね」

穂乃果さんの言葉通り、数の減らない学習塾は、減った子どもたちを奪い合っているのだ。



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