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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「もう限界……」現場の教師の悲鳴 増え続ける外国籍学生への日本語指導の実態

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
▶︎前編はこちら

前編あらすじ】

公立学校で個別に日本語指導が必要な外国にルーツを持つ児童生徒が増えている。教員の負担増加はますます深刻になるばかりだ。

特に、高校からは日本語指導が手薄になる。高校で国語を教える現役教師の夏子さん(仮名)は、母国語が異なる生徒の指導を、ほぼ一人で行っているという。

・・・・・・・・・・・・・・・

「結局今は翻訳アプリなどを利用しながら、日本語の文章を英語にして伝えたいことを伝えるようにしています。でもキリがないというか、私一人では抱えきれないというか……。

日本語指導が制度化されていないので、彼らは基本的に毎日他の生徒と同じように授業を受けていて、『わからない!』と思ったことをたくさん抱えて放課後になると私のところに来ます。

どの子も純粋に『わからないことを理解したい』という気持ちを持っているので無下にできないし……。時間をかけていろいろなことを説明しますが、私は本当に国語しか教えたことがなかったので、英語が苦手なんです。

翻訳アプリを使っても伝えきれていないニュアンスなんかもたくさんあるだろうなと思うと、あの子たちに申し訳ないような気持ちもわいてきてしまいます。正直に言うとしんどいです」

夏子さんのため息はとても重い。



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