ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「そのうち異性に興味を持つよ」アップデートされない、教育現場の錆び付いた実態。

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録
不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
▶︎前編はこちら

前編あらすじ】

LGBTQの理解増進のための法律が参院可決するなど、日々、多様性についての議論がされている。教育の現場でも、様々な角度からの検討が必要だと英語教師の果穂さん(仮名)は語った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「私の周囲の先生方だけがそうなのか、それとも全国的にそうなのかはよくわかりませんが、『LGBTQを自認している』という子どもたちに対して『まだわからないじゃないか。

もっと大人になれば、異性に興味を持つようになるよ』といった考え方をお持ちになっている場合が多々あります。

でも、LGBTQの自認の多くは思春期にはじまるし、カウンセリングの先生に伺ったお話によると、小学生のうちに自分の性に違和感を覚えたり、自覚したりする子どももいるそうなのです。

だから、『今はそう思っているだろうけど、そのうちまた変わるよ」という見方は間違っているし、そんなことを生徒本人に言ってしまうのは最悪です。

だって、「今はよくない状態だけど、そのうちよくなるよ」って言っているのと同じでしょう? ということはLGBTQを自認している現状はよくない状態と言うことですからね。

まあ、こういうことを事細かく言うことになるから、多くの先生方がLGBTQの子どもたちを「特別な配慮が必要な子」だと判断してしまうのかしら……」



RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5