3. グランドセイコー
グランドセイコーは1960年に誕生したセイコーの高級ラインナップで、2017年から完全に独立したブランドです。
1960年当時、高級時計市場を独占していたのはスイス製の時計でした。
これら外国勢と戦えるようにと、最高品質を目指した日本クラフトマンシップの結晶ともいえるブランドがグランドセイコーです。
グランドセイコーの外装の大きな特徴の一つが「ザラツ研磨」と呼ばれる手法の磨きです。
針やインデックス、時計の本体や尾錠に至るまで磨きが凄まじく、室内の照明下でさえ、凛とした光を放ちますが、これはザラツ研磨と1960年代に確立された”セイコースタイル”と呼ばれる光を最大限に意識したデザインコードによる賜物です。
まさに美術館に展示されている日本刀のような、一級品の美しいオーラと輝きを感じることでしょう。
世界から賞賛される、特徴的な文字盤を持つモデルが多いのも大きな特徴の一つです。
ムーブメント面においても、”年差クォーツ”と呼ばれる、年間で誤差+/-10秒という高い精度を持つクォーツ式ムーブメントや、高い技術力を要する機械式ムーブメント、両者の配合モデルで他ブランドには真似のできない唯一無二の”スプリングドライブ”など、多様なラインナップが充実しています。
凛と輝く綺麗な時計が欲しい方や、しっかり感がありつつも確かな個性のある時計が欲しいという方におすすめなブランドです。
>【Grand Seiko】グランドセイコー初の機械式クロノグラフ、「テンタグラフ」爆誕!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、意外と日本人が知らない、世界が憧れる高級時計ブランド3選ということで紹介させていただきました。
もう一度まとめると、
1. ザ・シチズン
2. オリエントスター
3. グランドセイコー
です。
どうしても日本で高級時計ブランドというと舶来品をイメージしがちですが、自国にこんなにも素晴らしい時計ブランドがあることは非常に恵まれていますし、素晴らしいことだと思います(世界でこんな国は数えるほどしかないでしょう)。
正直、日本なのである程度の価格帯に収まっていますが、欧米で作られていたとしたらもっと高価な時計になっているはずです。
「日本人だから日本のものを買うべきだ」というつもりは毛頭ありません。
純粋にワールドマーケットで客観的に比べても、これら日本のブランドを選びたいと思える点はたくさんあるので、ぜひ一度実物をご覧になっていただきたく思います。
時計好きの方であれば、知っていて当たり前のブランドばかりだったかもしれませんが、きっと多くの日本の方は知らなかったと思うので、そういった方々に少しでも届けば嬉しいです。
それではまた!ありがとうございました。