カナへのバッシングが続くなか、アイミは1週間ぶりにフミトの店に行った。
「アイミちゃん、久しぶり」
店の入口で立ち止まっていたアイミに、フミトが声をかける。
「ちょっと、話したいことがあって。バッグヤードで話せるかな」
これまでこんな風に誘われたことがなかったアイミは、一瞬で浮かれた。カナの件で精神的に参っていて、私に助けを求めてきたに違いない。
「カナのことなんだけど」
そう切り出すフミトにかぶせ気味に、「うん、フミトさん大変でしたね。あんな女に……」
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