「それまでは筒抜けが当たり前だと思っていましたが、自分のことはまだしも子どものことを外で安易に話すのはやめようと心に誓いましたね。
どこでどうやって話が変わってしまうかもわかりませんし、あらぬ噂を立てられたらかわいそうですから。
実際のところ、あちらの子どもたちの今の状況は私たちには知るよしもありません。それなのにここまで噂されてしまうんですから、ぞっとしますよね」
平塚氏はこう話す。
「それは正解ですね。簡単に住んでいる環境を変えることはできません。だからこそ、その場でできる最大限の自己防衛対策を講じるべきですね」
もちろん都心には都心特有のトラブルがある。しかしそれと同時に田舎には田舎のトラブルがあるのだ。虚勢や見栄、噂、思い違いや勘違い…隣近所との情報が筒抜けであるがゆえに起こるトラブルが、大事件の火種に奈良にといいが。
取材/文 悠木律
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