■100台限定の特別仕様車が発売!
TGRは、全世界でGT4の累計生産台数100台達成の記念に、「プラズマオレンジ100エディション」という特別仕様車を発表した。市販のGRスープラRZのAT車をベースとして、専用外板色「プラズマオレンジ」で塗装したモデルだ。アルカンターラ本革のブラックシートや、マットブラック塗装の鍛造アルミホイール、GRロゴ入りのブラック塗装ブレーキキャリパーなども備わり、助手席前方には、プラズマオレンジ100エディションのカーボン製オーナメントも備わる。
価格は760万円、100台限定での抽選販売となる。なお申込は、2023年5月8日から6月4日までGRガレージ店頭限定で受け付け、6月中旬より順次商談を開始するそうだ。デリバリー開始は本年秋以降とのこと。冒頭で触れたように、GT4となると、車両総額17万5000ユーロ(消費税、関税、輸送費等別、日本円換算で約2640万円)と、とても手が出せる価格ではないが、これならば多少現実的だ。
また、この「プラズマオレンジ100エディション」と同時に、GRスープラGT4 EVOをベースとした特別仕様車「GRスープラGT4 100エディション」も発表されている。専用のボディカラーに加え、専用ボンネットやシリアルナンバー入りバッジを装備している。こちらは世界限定わずか3台だ。
■まとめ
日本ではまだあまり知られていないGT4だが、レースが盛んな海外(主に欧州)では、いま非常に盛り上がりをみせている。本気のGT4マシンを購入して、レース参戦できる人は少ないだろうが、GT4の匂い(色だけだが)を感じられるスープラRZ プラズマオレンジ100エディションならば、可能性は無きにしも非ず。抽選は激戦となること必至だが、手に入れることができるのはいましかない。
Text:Kenichi Yoshikawa
Photo:TOYOTA,GAZOO Racing
Edit:Takashi Ogiyama