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【発達障害ケア】たった5つ。問題行動が緩和するスキルと、絶対にしてはいけないこと。

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「子どもはよく大人の方を見てきますよね。子どもは安心感が欲しい時にこちらを見てきます。そこでしっかり見つめ返してあげることで子どもは安心します。

見つめられたら、必ず見つめ返してあげてください」

ただし、見つめ返す際には注意点があるそうだ。


©️gettyimages

「子どもが見てきた時に見つめ返すだけで十分です。こちらから強引に目を合わせようとするのはやめましょう。

特に子どもが何かに集中している時に、何とか目を合わせようとして邪魔したりするのは絶対にやめてください。今やっていることに集中させてあげてください」

そして、見つめてきた子どもと目を合わせる時、大人は笑顔を見せることが大事なのだという。かといって、唇を一文字に結んで口角を上げるだけでは、子どもは「微笑んでくれている」かどうかわからないというので注意が必要だ。

「人間の脳は、白い歯を見ると笑ったと認知するようにできているので、子どもを見つめる時には歯を見せて笑ってください。笑顔で安心感を与えてあげてほしいんです」

小嶋氏が「笑顔を見せて」という時、そこにある種の重みを感じるのは、過去の苦労や試行錯誤があるからなのかもしれない。

小嶋氏は筋金入りの”現場の人”。教室で子どもたちの指導に当たるのはもちろん、カンファレンスへの参加なども積極的に行いながら、大学在学時を含め、約20年間にもわたり2000を超えるケースに支援者として関わった経験がある。

現在、氏が広く一般に共有しているのは、一筋縄ではいかない教育現場における研鑽・取り組みのなかで、実践してみて効果があったもの、仲間たちと練り上げてきたものばかりである。

「基本の3つ目『話しかける』はたいへん重要です。

特性がある子どもたちの不安定になりやすい気持ちを落ち着けてあげるためにも、話しかけてほしいタイミングを覚えておいてください」

朝は不安な気持ちになりやすいため、積極的に話しかけると良く、特に月曜日の朝は意識的に声をかけてあげるべきなのだそう。

「家庭が荒れている子どもなどの場合、月曜日の朝は気持ちが安定していないことが多いんです。そんな気持ちを落ち着かせるために、朝出会ったらすぐに声をかけてあげてほしいです。

昨日何してた?などで構いません。子どもが答えたら「そうかそうか」と返してあげてください」

☆ベーシック5の4つ目「触れる」にはちょっとしたコツや心構えが必要になるという。

発達障害やグレーゾーンの子供たちだけでなく、すべての子育てに応用できるテクニックと合わせて、後編でご紹介します☆

イラスト・漫画 かなしろ にゃんこ

▶︎後編に続く


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