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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

【新型ランドローバー・ディスカバリー】『ナノイー』搭載で車内の空気がうまい!

説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

ガソリンもディーゼルも直列6気筒MHEV搭載。

最近、話題の中心に上がってこない印象のランドローバー。それもそのはず、モテまくりのディフェンダーは納期未定の人気者。セールスさんを追い込んでも、ど~にもなりませぬ。

で、外車の場合ですが、夏ともなればメディアを賑わすのがイヤーモデルの存在です。海外メーカーの場合、新年度がスタートするのは9月です。新型車が登場するタイミングはまちまちですが、継続生産車ならマイナーチェンジや年次改良が行われます。

そんなかから今回注目したのはマイナーチェンジが行われた2022年モデルの『ランドローバー・ディスカバリー』です。見所はガソリンもディーゼルも3リッター直6エンジンになったこと。無論、2021年モデルまでの直4エンジンも軽快で魅力的ですが、やはりスムースさは物理的に直6エンジンが上手です。当然、高級車としての質感は格上。

加えてトピックなのは、BiSG+48Vリチウムイオンバッテリーで電動化されたことです。いわゆるMHEVと呼ばれるパワーユニットなのですが、スターターとジェネレータ(発電機)をひとつのモーターで兼用し、さらにその力をベルト駆動でモーター出力を伝えるこのシステム、比較的に構造がシンプルであり、メンテナンス的にもサバイバル系SUVに向いているのです。

無論、安全装備やインフォテインメントシステムは最新版へアップデート。もうマイナーチェンジというより、レベル的にはビッグマイナーチェンジ以上の出来栄えです。流行り廃りに影響されやすいクーペSUVより、長く乗るなら地に足の着いたタフなSUVを選択肢のひとつに考えてはいかがでしょうか。

【2022My LAND ROVER DISCOVERY】
ボディサイズ:全長4956×全幅2073(ミラー開:2220)×全高1888mm
ホイールベース:2923mm
最低地上高:標準 207mm / オフロード 283mm
最大渡河水深:900mm
ターニングサークル:12.84m(車体最外側)
乗車定員:7名(3列目シート標準)
※エアサスペンションの車高調整により40mm下げることができます。

■D300(ディーゼル)
最高出力:221kW(300ps)/ 4000rpm
最大トルク:650Nm / 1500-2500rpm
燃料タンク容量:89L
車両価格:840万円~1031万円

■P360(ガソリン)
最高出力:265kW(360ps)/ 5500-6500rpm
最大トルク:500Nm / 1750-5000rpm
燃料タンク容量:90L
車両価格:780万円~978万円

2022年モデルの新型ディスカバリーが買いな理由は3つあります。第一に世界的SUVとしてのランドローバーの実績とブランド力。第二に価格はなんとか新型ランドクルーザー級であり、フラッグシップのレンジローバーに対し、控えめな印象で道具感が際立ちます。そして第三に『ナノイー』技術を搭載したエアコンにあります。

コロナ禍で除菌しまくりの毎日ですが、あえてエアコンではなく『空調システム』と表現するのは、自動車のエアコンって心もとないから。基本的に皆フィルター頼りであり、ひところに比べてレベルアップしたとはいえ、社会情勢を考慮すれば性能向上が時代の要請です。

夏が本格化すれば温度設定を下げてスイッチON! となりますが、ご注意いただきたいのは基本的に“内気循環はNG”だということ。なぜ外気循環を選ぶべきか? 

内気循環の場合、外気を入れず車内の空気を回すことになりますが、基本的に前席の下側が空気の取り入れ口です。よって、フロアマットなどに溜まったホコリを吸い上げ、そして吐き出すことになってしまうのです。

内気循環でも空気はフィルターを通るんじゃないの? と思われるでしょうが、これは車種や年式により構造が異なります。つまり、内気循環だとフィルターを通さずスルー! という車種も多く存在するのです。また、フィルターにもよりますが、ウイルス対応型とは限りませんし、目を細かくすれば空気抵抗もその分増えてしまいシステムに負荷がかかります。

新型ディスカバリーが採用するエアコンは、先に触れたとおり『ナノイー』がポイントです。じつはこの技術、『パナソニック』が手掛ける特許技術なのです。

簡単にその仕組みを同社HPから引用しご説明すると、「空気中の水分に高電圧を加えることで生成されるナノサイズの微粒子イオン」を発生させ、菌やウイルス、花粉、アレル物質、臭いやカビ、PM2.5に対応し、また、水分を含んだナノ粒子の空気の恩恵で肌や髪にも優しいのだといいます。つまり端的にいえば”パナソニックの空気清浄機を搭載”したと思えばいいでしょうか。

加えていうならこの『ナノイー』、鉄道や病院施設、商業施設なども採用しています。自動車に関していえば外車で採用するのはランドローバーだけ(12車種)。ちなみに国産車ではトヨタとレクサス合わせて40車種、三菱自動車2車種、スズキ4車種がライン採用(海外モデルを含む)。また、ホンダ、スズキ、マツダ、スバルではオプション品として『ナノイー』が採用されています(2020年5月末現在)。

具体的に新型ディスカバリーの場合でいうと、ラインオプションで『3ゾーンクライメートコントロール』(5万8000円)を選ぶとこの『ナノイー』を搭載した『空気清浄システム(PM2.5フィルター搭載)』(3万6000円)を装備できます。金額的にはちょっと高級な家庭用空気清浄機といったレベル。

サイズ感からいっても日本で使いやすいのは全長5m以下の大きさです。その点、ディスカバリーなら合格点。災害時にも頼れるタフなサバイバル系SUVとして検討されてはいかがでしょうか。

Text:Seiichi Norishige

ランドローバー



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