「次のお客さんは20代前半のギャルっぽい女の人でした。明らかに蔑んだような目で見られている感じで、『袋はおつけしますか?』と聞くと『いらん』と言われてすぐに立ち去られました。地味にこう言うのも傷つくんですよ・・・」
こう言ったお客さんに対して、店員はどう思っているのだろうか?
野中さんによると、裏側ではかなり悪口も言われているそうだ。
「あまりにひどいとお客さんだからとかそんなの関係なくて、言わないとやってられないですよ。勝倉さんに関しては、他にも「あなた全然かわいくない」とか仕事と関係ないこと言われた人もいます。みんな本当に裏側で「マジで早く○ね!」とか「出禁の顔写真貼ってやろうか」って言ってます。新人で泣いちゃった子もいるくらいなので、それに関しては本当に許せません。どうにかならないものかな・・・」
そんな勝倉さんだが、実は勝倉さんも焼き鳥屋の店員をしているという。
こぢんまりした屋台風の焼き鳥屋で、地元ではおいしいと人気の店のようだ。
「勝倉さんのお店は地元で50年以上続く焼き鳥屋さんです。結構職人気質でこだわりのお店だったのですが、旦那さんが死んでから孤独の身になってしまって。それからだんだん性格が変わって、イライラしたり怒りっぽくなったみたいです。お客さんからのクレームもよくあるみたいで」
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