デジタルをうまく活用しながら国語力をつけていける方法がないのかも模索はしています。プログラミング的思考などがブームになっていますが、それもまた、国語力の低下にはつながる気がします。
『AをおせばBになる』という仕組みの中に「Aの気持ちを思いやる」とか「Bのそのときの状況を確認してみる」といったものは含まれない。
でも、極端な子どもは「人間もプログラミングと同じ」だと考えるので、「Aくんが喜んだのにBくんが喜ばないのはB君がヤバいやつだからだ」みたいな結論を出します。
「A先輩はめちゃくちゃ親切でいい人だから、その人が進めてくれるバイトもいいものに決まっていると思った」という理由で、詐欺事件の受け子になっていた学生の話や、「Aちゃんと仲がいいからAちゃんのしている売春にも手を出した」というような文章としては間の説明がないと成立しないようなことを平気でいってしまう子も増加しています。
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