【後編】「老後2000万は余裕」→あっという間に借金300万。現役時代は小金持ちだった老夫婦の「あり得ない誤算」

2万円の援助が1年続いた頃、援助を月4万にしてほしいと相談の電話があった。

長男が県外大学への進学が決まったタイミングだったので、家賃や仕送りでこちらも生活はカツカツと伝えた。

どちらかというと、今援助している2万円を無くしたいと告げると、義母は態度が急変してこう言い放ったという。

「あなたたちはまだ働き盛りでしょ！こっちは年金暮らしなんだから支援くらいしてくれてもいいじゃない。昔は色々支援してあげていたでしょ！あなたたちが面倒をみないでどうするの！」

放たれた言葉に唖然とした陽子さん。

金銭援助をしていたものの、義両親の生活ぶりはあまり変わることなく、所々浪費と感じる行動が目についたと語る。

「さすがの私もキレて、あれから連絡を取っていないし実家に行っていません。今が一番、子どもたちにお金がかかる時期なのに、元気で自宅にいる義両親へお金の支援なんてしてられませんよ......そもそも、こんなふうになるなら義弟の借金を肩代わりせず、1年に何度も旅行へ出かけるなんてしなけらばいいのに。お金はないけどやりたいことはやる。典型的な浪費癖だと思います」