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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「私の人生狂わせて一方的に離婚かよ!」実は多い「女性のDV」の怖すぎる暴論とその実態とは......。

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「彼女の苛立ちに拍車がかかったと感じたのは、一番の親友と言っていた友達の結婚ですね。友達の中では唯一未婚の人だったと聞いています。たぶん、その親友よりも早く結婚して子どもを作りたいという思いが、佐智子にはあったんだと思います。彼女は僕とつき合い始めた頃から、その友達の話をよくしていました。佐智子は、その友達が婚活を始めたあたりから僕に対して本格的に結婚を迫るようになったので、ライバル視していたのかもしれませんね。ばかばかしいですが」

佐智子は、友達内で最後に結婚することになった「親友」の幸せを心から喜ぶこともできない憐れな女性だと亮太は言う。

「その友達の結婚式から帰ってくると、とにかく悪口ばかり言っていました。ダンナの顔面偏差値が低すぎる、そこまで結婚焦らなくて大丈夫なのに、とか。大企業に勤めてるらしいけどケチなんだってとか。お見合いしないと結婚できない40歳の男なんてきっと何かあるとか、めちゃくちゃ言ってましたね。本当に友達なのかよと、僕は思いました」

亮太は妻が親友やその配偶者を悪く言う姿を見るのが苦痛で、思わず彼女を諭したという。

「素直に幸せを喜んであげたらどう?と言ったら、鬼の形相になって、亮太もそこそこの難あり物件だからね、と言い出したんです」

物件と呼ばれ、温厚な亮太もさすがに腹が立った。

「僕は佐智子と楽しく暮らすために結婚したわけで、妊娠とか出世とかは二の次だと言いました。人を物件と言うなんてどうかしているから撤回してくれと」

佐智子は不敵な笑みを浮かべ「私と楽しく暮らしたいなら給料を上げてくれない?」と言った。子どもを作るという義務を果たしてから文句を言え、とも。



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