廃棄の山にはさすがに他のスタッフも良くない顔をするそうだ。しかし、不思議と廃棄問題について声を上げる人はいないという。
「もう終わったことなので、誰も口にしないというのもあります。それにおでんの発注担当者さんを傷つけることになるので文句は言えないんですよ。
会議では振り回され、休日もお店に来て、一生懸命キャンペーンの企画や、予約分の仕分けをやっているんですから、そこに文句は付けられません。『今年も本当にお疲れさまでした』それしか言えないし、廃棄が多すぎるから来年は注意しろなんてとても言えませんよ」
近藤さんたちお店の人たちも、廃棄は出さないように精一杯の努力はしているらしい。しかしこのような背景もあり、大量の廃棄は止められない事もあるようだ。販売期限が短い飲食物としては、仕方のないことかもしれない。
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