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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「ポリ袋いっぱいに5万円分のゴミが」コンビニのフードロス、バックヤードが悪戦苦闘している理由。

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「最近の問題だとこれらの揚げ物はバーコードがないので、鮮度が過ぎても販売できてしまうんですよ。もちろん食べられはするんですが、おいしい時間帯を過ぎていてカピカピのものが販売されることもあります。

忙しくて廃棄ができなかったり、スタッフが忘れていたりするとそうなるんですが、あれはちょっとお客さんに申し訳ないですね」

これら日常の商品は、毎日やっていれば大体の案配が分かってくるので廃棄の量の調整はしやすいそうだ。しかし、大型のキャンペーンとなるとそうはいかない。

一時期は廃棄の問題で、コンビニからおでんが消えるとニュースになったこともあり、近藤さんも頭を抱える問題のようだ。

「おでんは特に難しいですね。鮮度が短いことによる廃棄ロスの問題、管理の手間がかかる、売れ残りがすごいなど。コロナ禍のときにはおでんを取り扱わない店も増えていましたが、内心ほっとしていたオーナーさんも多かったみたいですよ」

しかし、近藤さんのコンビニは県内でもおでんの販売がトップクラスのお店だ。

コロナ禍でも販売停止になることはなく、むしろお店を上げて大量販売に取り組んでいたという。そのとき内部ではどんなやり取りがされているのだろうか。

「おでんの時期は9月頃から始まりますが、1週間くらい定価より割引価格で買えるおでんセールが始まるんですよ。そこでスタッフ全員にハッパをかけて、友人や親戚などに予約を取りまくるんです。今年の目標数を決めて、それに合わせて大量の発注を行っていきます」

大量の発注をかけるコンビニ側だが、数を決めるときには相当悩むそうだ。



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