ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】非モテコンビニ店員の逆襲。彼が女性バイトと次々に関係を持てた理由とは?

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録

それどころか実は昔は全く女性にモテなくて、それが大きなコンプレックスだったそうだ。

「僕は高校の頃までは1人も彼女が出来たこともありませんでした。それどころか女友達すらいな
くて、恋愛とは無縁の学生生活でしたね。童貞を卒業したのも遅くて23歳の時でした。元々は女
性が怖くて、コミュニケーションの取り方がわからなかったんです」

 

しかしある出来事をきっかけに、飛松さんの気持ちは変わったらしい。

それは好きだった女性を親友に取られてしまった事だそうだ。それから悔しさをバネに恋愛を勉強し、女性とのコミュニケーションを必死で学ぶようになったという。

「あの時は自分の中で相当ショックでした。でもその親友はガンガンその子にアタックしていて、自分は遠くから眺めるだけで、当たり障りのない会話しかしていませんでした。だから当然の結果ですよね。悔しくて泣くくらいだったら、しっかり勉強して自分を変えていこうと思ったんです」

そこから飛松さんはネットの情報や、オンラインサロンに入ったりして恋愛を学んでいったという。ホストなどの経験はないが、ナンパをしていた時期もあるそうだ。数多くの失敗や経験が、今の飛松さんに生きているのだという。

©Getty Images

「結局女性との関係を築いていくのに、近道なんか無いことに気づきました。細かいテクニックは
あるんですが、誠実さや信頼関係が一番大事です。だから僕は他のお年寄りのスタッフや、男性
スタッフにも真摯に接することを心がけてます。好きな女性にだけ特別優しく接するとか、そんな
ゲスな事はしません。そう言うあさはかな考えって女性側も見抜いているので、すぐにバレて冷め
られちゃうんですよね」

 

「最近では知り合った女の子たちと、彼女のいない男子を一緒に遊びに連れて行って出会いの
場を作ったりしてます。草食系男子が増えていて、少子化が問題になっていますが、少しでもそ
の助けになれば幸いです」

そう言って飛松さんは、こちらに深くお辞儀をしていった。

彼の目的がみんなの幸せなのか、それともただの下心なのか、私には最後までわからなかっ
た。

TEXT:鮫島佑樹



RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5