「最初は仕事でサポートしてあげますが、もちろんその時は仕事の話がメインです。だからすぐに
は仲良くはなれません。彼女たちもお客さんの前に立つのが緊張するので、最初はそれどころじゃないんですよね。なのでちょっとずつ慣れてきたら、今度は恋愛やプライベートの話に踏み込んでいきます。ここまで出来ると、かなり距離が縮まってきますし、仕事もやりやすくなるんです」
飛松さん曰くいきなりご飯に誘ったり、遊びに誘ったりするのは、かえって警戒され嫌われてしま
うそうだ。まずは最初の信頼関係を築くための下地づくりが重要で、ここを焦ってはいけないという。
「慣れてきたらみんなでご飯に行ったり遊びにいったりします。２人だと警戒されますが、複数だとみんな抵抗なく遊びに来てくれて、楽しんでくれますね。日頃から若い女の子と接することは多いので、彼女らが好きな話題にも詳しくなりました。アーティストやマンガの話題もそうですが、誰々が部活の先輩だったとか、誰々の妹と同級生だったとか、長くやってるとつながる話がたくさん出来るんですよ。その当たりも信頼関係を築く上ですごく役に立ってきます。十分仲良くなったら、恋愛相談などで２人で会ったりするようになります」
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実際に恋愛関係に発展した具体的な話について聞いてみることにした。
飛松さんはこれまでに、10人近いお店の女の子と恋愛関係になった事があるという。身体の関係になると、もっと多いのだとか……。
「例えばR花の場合は、R花のお兄ちゃんが昔このコンビニで働いていた女の子の元カレでした。
その関係もあって、その女の子を呼んでR花と一緒にご飯に行ったんです。そこから３人で一緒に
遊ぶようになり、だんだんR花と２人でも会うようになりました」
「でもある日急にお店を辞めたいと言い出したんです。理由は髪を明るく染めたいから。コンビニ
では明るい髪色は許されていませんが、彼女たちからすると若い今を楽しむほうが大事です。だ
からバイトを完全に辞めるか、明るい髪色が許される別のお店で働きたいと言い出したんです」
「僕は髪色については自由に出来るようにオーナーに相談してみるから、お店は辞めて欲しくないとお願いしました。R花とは２人で会って内密な話も出来る間柄になっていたので、その後車でキスをしてホテルに行きました。結果的にR花はお店をやめず、それから２年以上も続けてくれました。もちろん髪色はオーナーと相談して自由にしてもらったんですけどね」
若い女の子の場合は、就職して厳しい規則にさらされる前に、学生時代に思いっきりおしゃれをしたいと考える子も多いようだ。アルバイトで稼ぎたいのももちろんだが、お店の規則が髪色にひっかかってしまう。
時間はあるが、お金はない、恋愛やおしゃれもしたい、でもルールもある、多感な学生にとっては
悩むことも多いらしい。
