ライター・沢木文が、コロナ禍中でも花開く、婚外恋愛のリアルについて紹介する。
英語と韓国語を使い、情報発信をしている水原さんは、「世界的に見てもセルフプレジャーのことは、最近話されるようになってきたなと感じています。本当にいい時代になりました」と語っていた。
「女性のセルフプレジャー、“隠すべきもの”というニュアンスがありましたが、本当はすごく大事なこと。心身の健康面から見ても、悩みなどを女性同士で話せるようになればいい。私自身も、母と性の話ができるようになりました。母は世代的に“性=恥”という意識が強いのですが、最近は一歩すすんだ性の話ができるようになりました」(水原さん)
ここで思い出したのは、アメリカのテレビドラマ『Sex and The City』(1998~2004年)だ。ニューヨークで生活をする先進的な女性が登場するこのドラマは、「結婚しなくてもいい」「女性もキャリアを持つべき」など、当時の女性の意識を大きく変えた。
中でも衝撃的だったことは、「女性に性欲がある」と大々的に押し出したことだ。作品内にバイブレターが登場したことは、センセーショナルを巻き起こした。