ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
LIFESTYLE 探偵は見た!

【後編】男性教員が受けた制裁は正当なのか? 性犯罪加害者に下された「晒し」に、探偵がこぼす独り言。

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録

1週間の調査のあと、報告の為に学園まで出向いた社長から学園側の反応聞いた。

「学園長も弁護士も、少し諦めたような感じだった」

その後、学園側から追加の調査を依頼してくることもなく、学園側と香那との間で示談が成立したのかどうかも知らされることはなかったが、一方でこの学園内のレイプ事件が、犯罪としてニュース等で話題になることもなかった。


調査終了から数週間が過ぎたある日、ふとこの案件を思い出した。

進展はあったのだろうか、無性に気になってしまって依頼者側の学園名を入れて検索をしてみる。すると、ある1つのサイトが白熱していた。

「○○学園 弓道部顧問の男性教師が、女性教師をレイプ!」

学園内部の者からのリークである可能性が高いのだろう、サイト内の情報は、かなり具体的だった。

加害者である男性教師は、被害者女性が高校の時の弓道部顧問で、同学園に教師として就職した元教え子に、指導を手伝わせていた。

昨年の夏休み、稽古後の体育館倉庫で、男性教員は彼女をレイプした。 その後、女性教員からの訴えを受けた学園側は、その事実を生徒や保護者に隠し、裏のコネクションを使って、男性教員を高知県のとある高校に転勤させた、という内容だ。

サイト内では被害者の女性教員について、実名等の個人情報は晒されておらず内心ほっとした。ただ彼女の出身高校の弓道部が、全国大会で3位になった時の集合写真が上がっていた。「レイプ犯」として、男性教員の顔を晒すために上げられた写真の1つだった。写真の左端に映る男性教員の左隣に、満面の笑みを浮かべて映る後藤香那の姿があった。



RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5