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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「教員らしくしなさい!」お局教員と保護者からの理不尽に悩む女性教師。学校に蔓延る負の連鎖……。

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「神妙に話を聞いてくれていましたけど、今でも突然びっくりするようなミニスカートを履いてきていたりします。どうやら前日に男性教員たちが女子高生のスカート丈について『本当は見られたくて短くしているのではないか。』と話していたことに腹を立てたようで、『ミニスカートって、男性に見せるために履いているわけじゃないですよ。』と大きな声で発言していました」

「彼女にとってファッションはきっと自己表現なのでしょうね。私は、彼女のような先生がいてもいいんじゃないかと思っています。だって、若い子のファッションにダメ出ししておきながら、年齢を理由に自分は同じことをするなんて芯がなさすぎますもの。私は正直に言って何を着ていても別にいいとは思っていますけど、清潔感や信頼できる感じは必要だと考えるようになりました」

そう話す敦子さんは、シンプルな黒いひざ丈のスカートに、白いニットを合わせている。

「生徒たちが、先生の服装を見て『変だ』とか『かわいこぶっている』とか騒ぐこともありますけど、そういうのはたわいないお遊びなので好きなように言わせてやると喜びます。でも、首にスカーフをまいてきて生徒に爆笑されて泣いてしまった先生がいて……。もう、制服を作ってくれないかなって思う時もあります」

30歳になった敦子さんは、「服装問題」と程よい距離を保っているが、保てずに悩み続けていたり、周囲からの声にさらされていたりする先生は世の中にまだまだたくさんいるようだ。

TEXT:FORZA STYLE



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