「ねえ、ずっと気になってたんだけど……。どうして毎回違う犬や猫が自宅にいるの?」
彼女はばつが悪そうに「そんなことは良いから、早く浩二の家に行こうよ」と甘えた声を出して話題を変えようとした。
しかし、今回は引き下がらなかった。
浩二は彼女に問い詰めた。「こんな風に毎回違うペットが出てくるのは異常だよ……。一体何を隠しているの? 自宅にも上げてくれないし、君のことを信じたいけれど、これだと何か訳があるのかと勘ぐってしまう」
二人の間に長い沈黙が流れた。
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