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CAR 九島辰也のCAR STYLE

このクルマ、めっちゃ面白い!マセラティ「グレカーレ」が想像を超えていた、これだけの理由。

レヴァンテの弟に今クルマ好きが熱い視線を注入中

このところ少し地味だったマセラティですが、ようやく動き出しました。あのグレカーレが日本上陸したんです。去年3月オンラインで世界発表、5月に日本仕様を発表しオーダー受付を開始してからですから、「ようやく」という感じですね。これまでに何度か原稿を書いたので、いつの間にか詳しくなりました。

グレカーレのスペルは“Grecale”で、意味は地中海に吹く北東の風となります。彼らの得意分野ですよね、風の名前シリーズは。ミストラル、ボーラ、ギブリ、それにレヴァンテもそう。なんかエレガントでインテリジェンスを感じます。

そんなグレカーレは発売前から人気。レヴァンテが相当売れましたから、注目度は高くなります。ポイントはサイズです。レヴァンテでは少し大きいと感じた方々がそれよりも小さいのに乗り換えたいと思っているようです。ただ、今回配られた資料を見るとスリーサイズは、決して小さくありませんでした。全長は4846mm、全幅は1948mm、全高は1670mmあります。確かにレヴァンテは5mを超えていますから弟分にはなりますが、コンパクトSUVとは呼べないでしょう。国産SUV目線のコンパクトSUVは全幅1900mmは超えませんから。それじゃカテゴリーのライバルはといえば、ポルシェ・マカンになります。あちらも背が低いので大柄には見えませんが、ワイドは結構あります。

ではその中身はというと、同じグループのプラットフォームを採用しました。アルファロメオ・ジュリアやステルヴィオと同じ“ジョルジオ(GIORGIO)”と呼ばれるFR用プラットフォームです。こいつは構造的にかなりフレキシブルで、ホイールベースを伸縮することでボディを長くしたり短くしたりできます。それに高剛性なので、クワドリフォリオのようなハイパワーエンジンを積んでもフレームが歪んだりしません。あらゆるモデルを想定した次世代プラットフォームです。

デザインはイマドキのマセラティらしさが目立ちます。スーパースポーツMC20をモチーフにしたフロントマスクがそんな感じです。シンプルで迫力があってレーシーな臨場感を表現します。流れるようなルーフラインもそう。オーセンティックでありながらデザインクオリティの高さを感じます。

インテリアではダッシュボードセンターの2つの大画面スクリーンが目をひきます。メータークラスターと合わせてデジタル化は進みました。レヴァンテはアナログメーターを使いますから世代の違いは明らか。インターフェイスの進化は日進月歩です。そんな中で個人的に気になったのはダッシュボードにある時計。これまでのアナログ時計をアナログ表示のデジタル時計にスイッチしました。このアイデアは流行りそうです。

パワーソースは3つのグレードのうち2つが2リッター直4ターボ付きガソリンエンジン+モーターのマイルドハイブリッドで、トップグレードにV6ターボが積まれます。グレード名は、下から“G T”、“モデナ”、“トロフィオ”。トロフィオのV6は530馬力を発揮します。レーシーなマセラティの醍醐味はここですかね。

では実際に走らせた印象ですが、試乗車は直4+マイルドハイブリッドのGTでした。最高出力は300ps、最大トルクは450Nmを発揮します。走りは総じてフットワークのいい軽快なハッチバックといった印象でした。ステアリングはクイックで、それに対しボディが瞬時に追従します。レヴァンテのようなパワーで押し出す高性能マシンとは異なるセッティングと言っていいでしょう。どちらかといえば、昔からイタリア人が好きそうな味付けです。今回の試乗は都内だったのでワインディングに行くとよりそれが浮き彫りになるでしょう。

今年こうした新型車を発表できたのは、マセラティの好調な販売と関係します。昨年は前年比41%増となる2万5000台近くを世界販売しました。主力はレヴァンテなので、それよりも身近なグレカーレの登場はこの数字をさらに押し上げることでしょう。まぁ、今年は納車台数が限られそうですから、勝負は来年となります。

そんなマセラティは2030年までにラインナップすべてを完全電動化すると明言しています。ボルボやベントレーもそうですが、イタリアのハイブランドでは一番乗りになるかもしれません。2023年には100%電気自動車のグランツーリズモ フォルゴーレが登場すると聞きました。EV化はラグジュアリーカーマーケットにも確実に広がっていますね。

☆次回では、グレカーレに美女と乗った動画レポをお届けします。ぜひご覧ください☆



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