【クリスマスの悪夢】「憧れの理想的な家族」が地獄に落ちた、いくつもの「許されざる秘密」とは？

パティシエである夫が尊敬している師匠、マサ。本人はもとより、妻も２人の娘も美しく、まさに理想的な「完璧」家族と思っていた弥生だが、マサが浮気をしていることを知る。そして妻であるユミも何かを隠しているらしい……。

※この記事は取材を元に構成しておりますが、個人のプライバシーに配慮し、一部内容を変更しております。あらかじめご了承ください。

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ディナーの最中にユミが突然弥生に尋ねた。

「私からも聞きたいんだけど……。もし、ご主人に近しい男性から口説かれたら、弥生さんならどうする？」

想像もしなかった質問に「まったく興味がない」と弥生は答える。

「そう……。実は私、前にちょっとだけそんなことがあったものだから。そうそう、そういえば上の娘がフランスに留学しているって言ったじゃない？下の子も来週からフランスに留学するの」

さりげなくユミが話題を変えてきたので、弥生もそれ以上聞くことはなかった。

その日の夜、ユミとの写真をインスタに投稿しながら、弥生はふと思った。マサとユミの秘密を、この美しいふたりの姉妹は知っているのだろうか？