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FASHION 干場編集長のスタイルクリニック

驚愕!今レザージャケットが買い時!? 干場流の選びと着こなしを伝授します!

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今まで、さまざまなメンズファッションを提案し、大人の男のカッコイイ!を追求してきた干場編集長。そんな干場が辿り着いた【コレがあればいい!】というアイテムと、【この着こなしをすれば間違いない!】という究極のスタイルを伝授。シンプルで、普遍的、上質な素材で、色を制御した、都会的で洗練された言わば最後のスタイル「LAST STYLE」を紹介します!

ジャケット選びの大本命は、実は黒レザーなんです!

新連載「干場編集長のスタイルクリニック」略して【スタクリ】。第23回目となる今回は「黒のレザージャケット」。いくら合わせやすい黒といっても、さすがにレザーはハードルが高過ぎるのでは? しかし、干場編集長曰く「着るなら絶対今!」なのだとか。その真意とは?

 

 

大人のオトコのワードローブにおいて、黒のジャケットは確かに有用。どんなコーデにも合わせやすく、それでいてスタイリッシュに見える、いわば万能アイテムです。しかし、今回ピックアップしたのは同じ黒でもレザー。少々ハードルが高い気が・・・。

「ここ数年で、大人の男性のアウターとしてダブルのライダースが浸透しました。となると、気になるのはジャケット。ライダースとジャケットを揃えておけば、コーデのバリエーションはかなり広がります」

70年代、はたまた80年代のバブル期に流行したレザージャケット。なんと、昨今再び注目されているトレンドアイテムなのだとか。

「9月にイタリアに行ってきたのですが、着用率の高さに驚きました。いま最も注目されているアイテムといっても過言ではありません。昨今、アメカジの再燃然りオトコらしいアイテムが人気ですが、これもそのひとつです」

確かにオトコらしさは抜群。でも、ハードボイルド過ぎてマフィアっぽくならないか心配です。

「それはコーディネート次第。大柄のシャツなんて合わせると、やっぱりチンピラっぽくなります。そこで使えるのがモノトーン。色を使わず、ソリッドかつクリーンにまとめることで、レザーを洗練させて見せられます。レザー自体に存在感があるので、下手に色を使うといやらしく見えてくるんですよね」

さらに、レザージャケット自体の選び方にもコツが。

「やわらかな革質のものを選ぶのがオススメ。堅いと馴染むまで肩が張って見えたりするので。そもそも、イマドキのレザージャケットは軽い仕上がりのものが多いですけどね。さらに、サイズ感もポイント。革は着込むと伸びて馴染むので、ジャストフィットがマスト。となると、当然仕立ての上手いブランドの1着を選ぶのが重要です。それなりのお値段はしますが、バブル期みたいな流行ではないのでこれから長く着られると思えば、コスパは意外に良いかと」

着込んで出てきた味を堪能できるのも、レザージャケットの魅力。話を聞いていると、確かに欲しくなってきますよね。

FIXER/フィクサー

シンプルでも断然映える! それがレザーの魅力

ジャケット33万円/フィクサー(アルト エ デリット)

ベルト14万3000円/フィクサー(アルト エ デリット)、シャツ7700円/アルコディオ 、デニム3万8500円/マインデニム(マインド)、ブーツ15万1800円/マノロ ブラニク(ブルーベル・ジャパン)、時計BR 05 ブラック スティール60万5000円/ベル&ロス(ベル&ロス 銀座ブティック)

鈍い光沢を放つカウレザー。一見迫力があるものの、仕立てはシングルの2ボタンと実にベーシック。革も0.8mm厚で実にやわらかく、無駄のないシルエットも相まっていざ袖を通すと意外に馴染み良さを感じるはずです。

「インナーは白のドレスシャツ。ボトムはやや色落ちした黒デニムとサイドゴアブーツを。ソリッドにまとめながら、それでも革の光沢がオトコの色気をほんのり漂わせてくれます。ジャケット自体に存在感があるので、余計な味付けは不要です」

干場編集長のアドバイス①「時計」

オトコらしく、無駄のないデザインがマッチ

レザーの重厚感に対して、ベル&ロスのBR 05で採用するステンレススチールのソリッドな質感は実に好相性。ならば、いっそブレスも同素材を。

「レザーに色気があるので、これ見よがしにスポーティな腕時計だとチャラく見えがち。ステンレスシルバーにブラックダイヤルという、シンプルにしてオトコらしいこんなモデルがお似合いです」

干場編集長のアドバイス②「ベルト」

ベルトはシンプルに徹するのが正解です

レザーベルトは、これまたソリッドなスクエアバックルで。レザーベルト本体も幅があるものを選ぶことで、オトコらしい雰囲気にまとめています。

「プンターレ付きベルトを合わせてしまうと、どうしてもウエスタンオジサンになってしまいます。レザージャケットの雰囲気に合わせつつ、クセのないスクエアバックルがさじ加減良しです」

干場編集長のアドバイス③「ブーツ」

主役はジャケット、足元は脇役として

足元はロングノーズのサイドゴアブーツを。スエードアッパーでヒールの高さも控えめな、比較的シックな1足を合わせています。

「ジャケットに存在感がある分、足元は引き算的チョイスを。編み上げだと少々無骨さが勝ってしまうので、サイドゴアのスムージーなシルエットの方がバランス良いですよ」

Belvest/ベルヴェスト

レザーでもココらしい美シルエットは不変

ジャケット29万7000円/ベルヴェスト(伊勢丹新宿店)

北イタリアらしいアーバンな洗練さをもってして着られるレザージャケット。革は肉厚ながらやわらかく、新品時から馴染みやすいラムレザーを採用。あくまでもテーラードジャケットの作りに則ってデザインされており、ココらしい色気のある着姿をより堪能させてくれます。

EMMETI/エンメティ

気負わずサラッと着るならこんな1着を

ジャケット19万2500円/エンメティ(インテレプレ)

イタリア発、大人のためのラグジュアリーなレザーライダースで有名な同ブランド。こちらは2Bテーラードのジャケットで、黒レザーならではの光沢が一見重厚ですが、採用するラムレザーは実にしなやか。見頃のダーツによる絞りやナローなラペルに、モードな洗練さを感じさせます。

EMMETI/エンメティ

この軽さ、もはや布帛並みといって良し

バーニーズ ニューヨーク限定ジャケット17万6000円/エンメティ(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター)

テーラードモデルのロヴィーゴ。0.4mm厚という極薄なラムナッパを採用し、レザーと思えない軽やかな着心地を楽しませてくれます。バーニーズ ニューヨークの別注により、レザーでは珍しく筒袖仕様で袖丈の調整が可能に。余剰革を使うことで、革のクオリティもアップしています。

Theory/セオリー

デイリー使いも視野に選ぶならコレです

ジャケット12万1000円/セオリー(リンク・セオリー・ジャパン)

やわらかで馴染みよいフルグレインレザーを使用し、レザージャケットにありがちな窮屈感を払拭。胸ポケットを排除、そしてフラップポケットなどミニマルなデザインにすることで、よりコーデに合わせやすくしています。プライスもしかり、ビギナーがトライするには打ってつけです。

Photo:Naoto Otsubo
Styling:Ryoko Kanemoto
Hair&Make-up:Megumi Ochi
Model : Noah Ishikura
Text:Masafumi Yasuoka
Direction:Yoshimasa Hoshiba

【問い合わせ】
アルト エ デリット 052-253-7718
アルコディオ 03-6303-2797
マインド 03-6721-0757
ブルーベル・ジャパン(ファッション事業本部) 03-5413-1050
ベル&ロス 銀座ブティック 03-6264-3989
バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター 0120-137-007
インテレプレ 03-6804-3861
伊勢丹新宿店03-3352-1111
リンク・セオリー・ジャパン 03-6865-0206



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