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FASHION 干場編集長のスタイルクリニック

超万能な鉄板のネイビージャケット! いま買うならニット&ジャージー系が狙い目です

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今まで、さまざまなメンズファッションを提案し、大人の男のカッコイイ!を追求してきた干場編集長。そんな干場が辿り着いた【コレがあればいい!】というアイテムと、【この着こなしをすれば間違いない!】という究極のスタイルを伝授。シンプルで、普遍的、上質な素材で、色を制御した、都会的で洗練された言わば最後のスタイル「LAST STYLE」を紹介します!

むしろネイビージャケットこそが本懐です!

新連載「干場編集長のスタイルクリニック」略して【スタクリ】。第22回目となる今回は「ネイビージャージージャケット」。あれ? この間、黒ジャケットが使えるって言ってましたよね……。

黒を基調としたモノトーンスタイルを推奨する「干場編集長のスタイルクリニック」。以前、大人のオンオフにおいて黒ジャケットが有用という回をお届けしましたが、今回はなんとネイビージャケット。干場編集長、黒じゃなくて良いんですか?

「以前も言いましたが、絶対に黒でなければいけないワケじゃないんです! ファッションは自由。でも、自身のスタイルが定まらないうちは、まず黒をベースとしたモノトーンスタイルを身に付けておきましょうって話ですから」

確かに、アレコレ悩んで下手を打つぐらいなら、まずは何にでも似合う黒の着こなしを覚えておくのは賢明です。実は、ネイビーもそんな万能色なのだとか。

「ジャケットやスーツにおいては、本来黒よりもネイビーがベースカラーなんです。いわば鉄板中の鉄板。だから、もう既に何着も持っているという人もいるはずです。しかし、同じネイビーでも生地感が変わると印象も一変。今選ぶべきはニット&ジャージー系です」

ビジネススタイルのカジュアル化、テレワークの浸透によって、ジャケット生地の筆頭人気となったニット&ジャージー系。確かに、同じネイビーでも布帛とは印象がまるで異なります。

「イマドキのジャケット選びは、カッチリした雰囲気よりも、柔らかな雰囲気が伝わることが重要。その点、ニット&ジャージー系は着心地としても実に柔らかく快適です」

ただし、それゆえ気をつけることが。それが質感。

「カシミアやウールなど、天然素材を使ったものがオススメです。柔らかな生地は、同時にチープにも見えがち。上質な天然素材なら、それを回避できます」

そんなネイビージャケットがあれば、秋冬コーデは随分と捗るとか。

「シャツはもちろん、ニットでもカットソーでもマッチ。ボトムもスラックスやドレスシューズ以外、それこそスニーカーでも違和感ありません」

なるほど、ドレススタイル以外でもニット&ジャージー系のネイビージャケットがあれば確かに便利なようです。

 

Brunello Cucinelli/ブルネロ クチネリ

鉄板カラーを抑えつつ、バリエーションも広がる

ジャケット46万2000円/ブルネロ クチネリ(ブルネロ クチネリ ジャパン)

シャツ9万3500円、パンツ、21万4500円、ポケットチーフ2万9700円、ベルト8万9100円、スニーカー13万7500円/全てブルネロ クチネリ(ブルネロ クチネリ ジャパン)

カシミア100%によるジャージー編みは、実に軽やか。上質感たっぷりなのは言うに及ばず、ゆえにカジュアルなカーゴポケット付きのリブパンツとでも大人顔に留めてくれます。

「ネイビー×グレーパンツは、ビジネスにおける鉄板配色。でもジャージー編みのジャケットならパンツやシューズの選択肢が増え、幅広いスタイルを楽しむことができます」

ジャージー編みならではのノンストレス

ジャージー編みに加え、副資材を使わないアンコン仕立てによって、軽やかで動きやすいのが魅力。

「ストレッチ性に優れていますからね。だから、ストイックなシルエットでも実に快適。これ、一度着はじめたら手放せませんよ」

干場編集長のアドバイス①「チーフ」

オンもオフも、パーティにだって使えます

ジャージーと言えど、あくまでジャケット。チーフを挿せばドレスアップも可能です。

「鉄板色のネイビーであることに加え、昨今ニット&ジャージージャケットがビジネスでも浸透したとあって、活躍の場は広まっています。まさに、持っておいて損のない1着と言えます」

干場編集長のアドバイス②「時計」

腕時計の文字盤における人気カラーとマッチ

ネイビーシャツにジャケットを合わせた今回は、ヴァシュロン・コンスタンタンのシンプルなオーヴァーシーズをチョイス。

「ネイビージャケットにネイビーシャツという組み合わせに寄せて、腕時計もネイビーの文字盤を選んでみました。このさりげない色リンクが、結構効くんですよね」

干場編集長のアドバイス③「パンツ」

脱・鉄板狙いなら、スラックスじゃなくカーゴで

パンツは定番のグレースラックスではなく、ヘリンボーン織りのカーゴパンツ。同じグレーでも、印象はガラリと変わります。

「布帛のネイビージャケットだとビジネス感が強めなので、カーゴパンツとはさすがにミスマッチ。でもジャージーとなら馴染んでくれます」

干場編集長のアドバイス④「ベルト」

グレーはもちろん、ブラウンも好相性です

ネイビーで統一したトップスに、ブラウンレザーのプンターレ付きベルトを。カーゴパンツのオトコらしさともマッチします。

「いわゆるマローネ エ アズーロです。色使いだけを見れば、ホントに鉄板中の鉄板。誰でも似合うコーデですが、それでいてジャケットをジャージー素材にすることでイマドキ感が楽しめます」

干場編集長のアドバイス⑤「スニーカー」

足元選びが、もっと自由になります

足元には自然な風合いの革目加工が魅力のヌバックを採用したグレージュカラーのスニーカーを合わせ、スポーティながら質感の高い大人コーデにまとめています。

「ドレス靴も、ブーツも、そしてスニーカーもこなせてしまうのがニット&ジャージージャケット。その懐深さは、大人のオンオフ全般でお役立ちだと思いますよ」

ZEGNA/ゼニア

天然の風合いと快適性の好バランス

40万8100円/ゼニア(ゼニア カスタマーサービス)

ウールにコットンをブレンドしたハイパフォーマンスなジャージー生地を採用したコチラ。本来はトラベル用にデザインされた1着とあって、軽量かつ通気性の高い仕上がりになっています。それでいて、無駄のないスリムシルエットの採用により、着姿はあくまでもドレッシー。

LARDINI/ラルディーニ

通年でこんな1着があると便利です

10万7800円/ラルディーニ(トヨダトレーディング プレスルーム)

ウールを主体にしつつも、ポリエステルなどをブレンドすることで、より軽く耐久性の高い生地に仕上げた1着。シワになりにくい仕様も、デイリーに着るには好都合です。ホップサック織りなので正確にはニット&ジャージーではありませんが、同様の軽やかな着心地を楽しめます。

Sartorio/サルトリオ

あくまでドレス、でも着心地はスポーティ

17万2700円※セットアップ価格/サルトリオ(ストラスブルゴ カスタマーセンター)

ヴァージンウールにコットンをブレンドし、やわらかなジャージー地に。ハンドとマシンを共に駆使し仕立てた立体的なパターンが、あくまでドレス仕立てであることを主張してくれます。フロントは段返りの3つボタンを採用。どんなオケージョンにもマッチする万能ジャケットです。

MOVE/モーヴ

高級スーツ同等のウールを快適に着る

6万1600円/モーヴ

生地にはオプティマ メリノ ジャージーを採用。16.5マイクロンのスーパー140sという上質メリノウールをジャージー生地に仕立てたもので、天然の風合いをしっかり楽しませてくれつつ、十分なストレッチ性を実現しています。まさに、見栄えと快適を両立した1着です。

Photo:Naoto Otsubo
Styling:Ryoko Kanemoto
Hair&Make-up:Megumi Ochi
Model : Noah Ishikura
Text:Masafumi Yasuoka
Direction:Yoshimasa Hoshiba

【問い合わせ】
ブルネロ クチネリ ジャパン 03-5276-8300
ゼニア カスタマーサービス 03-5114-5300
ストラスブルゴ カスタマーセンター 0120-385-563
トヨダトーレーディング プレスルーム 03-5350-5567
モーヴ 03-3470-2200



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