靴ブランドがリリースした新作の中から、FORZA編集部員がテーマ別に厳選ピックアップした注目のモデルを紹介します!
前回はチャーチのブローグを取り上げましたが、ブローグといえばゆめゆめなおざりにできないのがトリッカーズです。
ローカットのカントリーシューズ「バートン」に目利きのあいだで話題になったホーウィン社のクロムエクセルを搭載したモデルがふたたびラインナップされました。
4種類の油脂をじっくりと含浸させたという肉厚&もちもちのそのレザーはマスキュリン(男性的)のひと言。ブローグとの相性も抜群です。
男っぷりがさらにあがった「バートン」にあって、なんといっても見逃せないのはパンチングからのぞく素上げの荒々しさでしょう。穴という穴からマスキュリンのエキスがダダ漏れしているのがおわかりいただけるかと。
ソールはリッジウェイソール。これだけの上物を支えようと思えばリッジウェイ以外の選択はありません。
ラストは4444。ゆとりのあるウイズとトップラインがその特徴です。
代表の横瀬さんは「今年はきれいめのトリッカーズが来る」と話していたのに(連載『百“靴”争鳴』参照)、それを軽やかにスルーしたプレス三浦さんもまた、マスキュリンな男です(笑)。でもこの「バートン」なら推したくなる気持ちはわからないでもありません。
トリッカーズ「BOURTON(バートン)」11万2530円
【問い合わせ】
トリッカーズ青山店
03-6805-1930
https://www.gmt-tokyo.com/pages/trickers
Photo:Simpei Suzuki
Text:Kei Takegawa
Edit:Ryutaro Yanaka
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