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それからというもの、紀人は志保の3人目の彼になり、時間を見つけては自分たちの欲求を満足させていた。紀人は志保の強い性欲を感じてセフレとして割り切るようになっていた。
夫の実は、志保の性欲の強さをもちろん知っていた。それでも詳細を突き止めることをしないのは、志保の全てを受け入れられないと悟っていたからだ。でも、妻として志保を愛しているし家族を壊したくないから、これからも自由でいさせるという。
ここ数年、有名人の不倫騒動が発覚すると、袋叩きのように世間が追い込む風潮になっている。
もちろん人前で堂々と話せる話題ではないが、夫婦を存続させるためにストレス発散でスポーツクラブに行くのと似たような行動なのではないか? と考えると、一概にNOとも言えない気がしてくる。男性だけが欲求を満たすことが許されて、女性は許されないというのは、現代社会ではアンバランスといえよう。
カジュアル不倫が離婚率を下げる、そんな報道がされるのも時間の問題なのかもしれない。
Text:女の事件簿調査チーム
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