女性たちの活躍がめざましい昨今。管理職に就く、起業する、という女性の話を当たり前のように耳にする。彼女たちがある程度の年齢になって、さらにカネにものをいわせられるようになると、ひと昔前の男たちと同様に、女だって年下の男をはべらせたくなるもの。
今回は、“若いツバメ”を囲う女性の話を聞いた。
※この記事は取材を元に構成しておりますが、個人のプライバシーに配慮し、一部内容を変更しております。あらかじめご了承ください。
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「私、一人飲みが大好きなんです。金曜日に一人でお気に入りのバーで一人お酒を傾けながら疲れを癒す。そんな時間が大好きなんです。
目下気に入っているのは都内の某BAR。なんといっても美幸ママ! すっごく素敵なんです。話上手の聞き上手。常連たちの間では53、56、中には60歳という人もいるけど……。全然、そんな年齢には見えない! 多めに見積もって48歳。下手すれば40代前半なんていってもいいかもしれない!」
と語るのは、大木由美(仮名)さん。某広告代理店に勤務の32歳だ。
「一人で静かに飲むのも好きだけど、ママとのおしゃべりのひと時も私のお気に入りの時間。仕事や彼氏のこと、家族のこと。食についてもおしゃべりします。でも、私が一番興味あるのは美幸ママ自身のこと。ママのその若さを保つための美容法について興味津々。
でも、この質問をするたびに、回答はいつも『特別なことはしてないのよ』なんです。でも、そんなはずはないんです! 何か必ずやってる(笑)。そう思っていました」
そんなママが、ある晩、酔いに任せて“ポロリ”と言った一言。
「若い男は最高よ……」
「そのセリフを放った微笑むママの視線の先には、雇われバーテンの明の姿が……。親子くらい年齢の違う二人。仲いいな~なんて思ったことはあったけど、でも、息子くらいに思っているのかと……。でも、あのママのまなざしは間違いなく“女”でした」
Text:女の事件簿調査チーム