愛し合って結婚したはずなのに、いつからかギスギスしはじめた夫婦仲。その原因はひとつではなく、ほんの些細なことの積み重ねだったりする……。「大丈夫、ちょっとした心がけ、話し方で夫婦の関係は改善していきます」作家・心理カウンセラーとして活躍する五百田達成氏が、サラリーマンとしての実体験と豊富なカウンセリング実績を活かし、夫婦間コミュニケーションに関する実践的アドバイスを伝授する。
「うちはずっと、お互いに名前呼びだったんですが、周囲にパパ、ママって呼び合っている人が多いので、気づいたらパパ、ママになってしまいました」
お子さんが生まれてから、相手の呼び方が、自然と「パパ」「ママ」になった。そういう夫婦は多いことでしょう。
夫婦間で “相手をどう呼ぶか” 、はいつの時代も周期的に話題になるテーマのひとつです。また、人によって考え方が異なり、私はこう呼んで欲しい、という“本人が希望する呼ばれ方”も千差万別のようです。
「奥さんって言葉には“さん”っていう言葉がついているからか、相手に対する敬意を感じるよね」
「そう? 私は“奥にいる人”ってニュアンスを感じて、あまり好きじゃないな。妻って呼んで欲しい」
「家内って呼び方、家の内って書くじゃないですか? いかにも、女は家の中にいるべきって考えを押しつけられているように感じてイヤ…」
「ニュートラルに呼びたいな、と前々から思っていて、 “うちの人” とか呼んでいます。 “パートナー”も一時期使っていたんですが、ちょっと照れくささがあって、“うちの人”に落ち着きました」
「うちの旦那さんが、って話す女性がいるんですが、なんか気になるんですよね。うちの奥さんがっていう話し方は、あまり気にならないのに…」
あなたはどう考えますか?
そして、「相手」をどう呼んでいますか?
呼び方は「距離感を決める大事なもの」であると同時に、「パパ」「ママ」とお互いを呼び合うと、夫婦関係が弱くなっていく、と語るのは心理カウンセラーの五百田達成さん。夫婦関係が弱まらない「相手の呼び方」とは、どのようなものでしょうか?
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