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【追悼アルバム】誕生から逝去まで。英エリザベス女王の96年間を写真で振り返る。

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目指したのは「開かれた王室」

先日英国のエリザベス女王の逝去が英国王室によって発表され、世界で悲しみの声が広がっています。

1952年の即位以来英国史上最長の70年間にわたり在位し、国民から多くの敬愛を集めたエリザベス女王。「開かれた王室」のために苦心し、その献身ぶりから英国のためにその生涯を捧げたと言っても過言ではないでしょう。

1926年~1929年

エリザベス女王は1926年にアルバート王子(のちの国王ジョージ6世)とエリザベス妃の間に第一子として誕生。エリザベス・アレクサンドラ・メアリーと名付けられ、リリベットの愛称で大切に育てられました。

©Getty Images
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写真はそれぞれ当時生後6か月と3歳のエリザベス女王。天使のような愛くるしさで、英国内だけでなく海外からも注目を集めていました。

しかし幼少期の頃からその聡明さは頭角を現しており、かのウィンストン・チャーチルも当時対面した2歳のエリザベス女王に対して「驚くほどの威厳と物事を深く考える姿勢」を感じていたそうです。

1936年

1936年には父であるアルバート王子がジョージ6世として国王に即位したことから、エリザベス女王が当時10歳という若さで推定相続人第1位に。

©Getty Images

写真中央で手を掲げている少女が当時10歳のエリザベス女王。

両親であるジョージ6世とエリザベス王妃、妹であるマーガレット王女と笑顔で国民に向き合っていますが、この当時の重圧は計り知れないものだったと思われます。エドワード8世の国王即位とその直後の退位は、王室だけでなく英国全体に大きな衝撃をもたらしました。

1947年

1947年には当時海軍大尉であったフィリップ殿下と結婚し、国内外で大いに祝福を受けました。

©Getty Images

フィリップ殿下のバックグラウンドから婚約までの道のりは順風満帆といえるものではありませんでしたが、1943年から4年かけて育んだ愛が認められついに1947年に当時の国王夫妻が婚約を勅許。以降2021年まで連れ添う人生のパートナーとなりました。

1953年

1952年に父であるジョージ6世が崩御してからはエリザベス女王が当時27歳の若さで英国女王として即位。写真は戴冠式での1枚です。

©Getty Images

ともに写真に映るのはフィリップ殿下チャールズ王子、そしてアン王女です。女王であり2児の母親であるという多忙さと重圧をいっさい感じさせないこの屈託のない笑顔に、 多くの国民が夢中になりました。

またこの戴冠式は史上初めてテレビ中継が行われることとなったときの式であり、世界中がエリザベス女王の即位に注目を集めました。

1975年

エリザベス女王はフィリップ殿下とともに1975年に日本にも足を運んでいます。

©Getty Images

写真は1975年の来日での1枚。一緒に写っているのは上皇后美智子さま(当時皇太子妃)と徳仁さま(現在の天皇陛下)、そして文仁さま(現在の秋篠宮文仁親王)。

皇室との積極的な交流の他にも伊勢神宮への訪問や東京でのパレード、NHKへの訪問など、5日間での訪日のなかで外交への意欲を見せました。

2022年

こちらは今年6月の公務でのエリザベス女王。

©Getty Images

即位70年を迎え公務の一部をチャールズ皇太子に引き継ぎながらも、自身で精力的に公務に取り組んでいたエリザベス女王。

しかし今年2月にコロナウイルスに感染してからは後遺症の影響か体調のすぐれないことも多かったことが発表されています。先日の首相交代時も移動が困難なことや健康状態が懸念され、バッキンガム宮殿ではなくバルモラル城で手続きが行われていました。

 

国民のためにその生涯を捧げ、世界中で愛されたエリザベス女王。

現在は国葬の準備と現国王であるチャールズ3世の戴冠式について準備が進められています。

Text:celebrity watchers☆M2M



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