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HEALTH 「超名医に聞け!」

朝勃ちがない人は、脳梗塞や狭心症、認知症になるリスクも。名医が解説「下半身でわかる健康チェック法」

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堀江:主に睾丸で作られるホルモンで、筋肉や骨、皮膚を強くしたり、精液の生成に欠かせない物質です。男性では2~3歳の頃に一度大きく分泌します。男の子が急に『鉄砲』や『クルマ』など男の子の好きそうなモノに興味を持ち出すのはそのためです。

その後、思春期でもう一度大きく分泌され、声変わりがしたり、ヒゲが生えたり、体毛が濃くなるなど肉体的な成長を促します。

——そのテストステロンの多い少ないが、男性のアンチエイジングに関係するのでしょうか?

堀江:その通りです。仕事がデキる、異性にモテる、若く見える男性は、例外なくテストステロンが高いと言っても過言ではありません。テストステロンは、男性を男性たらしめ、女性を惹きつける性ホルモンです。


©︎gettyimages

テストストロンには精神的な作用もあり、『男性間の競争に負けずに群れのリーダーになりたい』という支配欲を高めたり、仕事での成果を望んだりします。経営者、政治家、芸術家、アーティスト、トレーダーなど厳しい競争社会にさらされる職業の人は概してテストステロン値が高いという有名な研究結果もあります。

筋肉や皮膚を若々しく保つことはもちろん、若々しくて精力的というパーソナリティーにも関与するんです。テストステロンが少ない人は老けやすく、多い人は若々しいと言えそうです。

——男性の人生を左右しかねない、大事なホルモンなんですね。

堀江:テストステロンが精神面に与える影響には、もう一つ面白いものがあります。実はテストステロンが多く分泌されている人は、キレにくいと言われているんです。怒りの感情を抑えられずに暴走してしまうのは、テストステロンの分泌が低い状態の人に多い。テストステロンが多く分泌されれば、チャレンジもするし、競争心もあり、そして我慢もできる。ビジネスの前線で働く人にこそ求められる資質を獲得できるのです。



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