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9割がMTのオーダー!フェアレディZの受注状況をディーラーに聞いてみた

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■GT-Rのように高額取引される見込み

新型フェアレディZの購入者の中には、自動車販売の業者も多いそう。また、「速攻転売」による利益を狙う購入者もいるようだが、ディーラー側では関知しない姿勢だという。日産車では、R35型GT-Rが、数年おきのアップデートのたびに、新型へと乗り換えるユーザーもいるとのことで、その流れにブレーキをかけるようなことはしたくない、という考えらしい。「T-Spec」については購入動機を会話の中で確認したことはあったというが、トヨタの300系ランドクルーザーのように、一定期間の転売禁止を誓約させることはなかったそうだ。

新型フェアレディZ Version T 内装色レッド

ちなみに、「最後のGT-R NISMO」として2021年末からデリバリー開始となったNISMOスペシャルエディション(税込2500万円)は、現在の業者オークションで4500万円オーバーという超高額で取引されている。「(抽選に)当たれば一儲け」という流れは、クルマ好きとしてはもやもやするところだが、これもGT-Rがもつ宿命というかキャラクターであろう。GT-R同様、RZ34も、今後業者オークションを大いににぎわせてくれることだろう。

 

■まとめ

新型フェアレディZは、冒頭でも触れたように、受注は7月末時点で停止となっており、現時点はオーダーを入れることはできない。販売再開の目途も立っておらず、早くとも来年3月以降になるのでは、という状況だ。

気になるのが、長期化が予測される納期。「Proto Spec」での抽選の状況などから、通常モデルの受注状況を察すると、おそらく納期は1年から2年はかかると思われ、半導体を中心とした部品供給の遅れによって生産数が限られる現在の状況では、さらに長くなることも考えられる。

売れ筋となっているのは、最上級モデルの「Version ST」。しかも購入者の9割近くが、MT車を選ぶそうだ

街中で新型フェアレディZを見かけることができる日はまだまだ先になりそうだが、このZの人気は、クルマファンとしては非常にうれしいところ。一日でも早く、注文された方のもとに新型フェアレディZが届くことを願っている。

Text:Kenichi Yoshikawa
Photo:NISSAN
Edit:Takashi Ogiyama



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