ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
CAR 得するクルマ生活

9割がMTのオーダー!フェアレディZの受注状況をディーラーに聞いてみた

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録
安全装備や自動運転でますます高額化している現代のクルマ。上手に購入する方法は? さらに、所有してからも様々なトラブルやアクシデントが起きるのがカーライフ。それら障害を難なくこなし、より楽しくお得にクルマと付き合う方法を自動車ジャーナリスト吉川賢一がお伝えします。

Z34の大型改良版として、「RZ34」という型式で登場した、日産新型「フェアレディZ」。2022年2月より、240台限定の「Proto Spec」から予約抽選販売が開始されたが、応募殺到し超激戦に。その後、通常モデルにも予約が集中し、現在は受注停止に追い込まれるほど。

人気の新型フェアレディZだが、なかでも人気なのはどのグレード、どのボディカラーなのか。神奈川県内で「最も多くZを打っている自信がある」という日産の某ディーラーへ取材をしてみたので、ご紹介しよう。

 

■9割以上が最上級「ST」のMT車

新型フェアレディZには、3つの標準モデルと、240台の限定販売モデルの「Proto Spec」、計4モデルがある。3つの標準モデルの価格は、ベースグレードの「フェアレディZ」(9速AT、6速MT)が税込524万1500円、中間グレードの「Version S」(9速AT)、「Version T」(6速MT)が税込606万3200円、最上級の「Version ST」(9速AT、6速MT)が税込646万2500円だ。豪華仕様のProto Spec(9速AT、6速MT どちらも696万円)に対しては、装備を削減したことで、ベースモデルが170万円も安くなっているが、それでも十分に高額だ。

新型フェアレディZのコンセプトカーのボディカラー「イカズチイエロー」をまとった、240台限定の「Proto Spec」。9速AT、6速MT どちらも696万円

冒頭の某日産ディーラーのセールス担当者によると、売れ筋となっているのは、最上級モデルの「Version ST」だという。しかも購入者の9割近くが、MT車を選ぶそうだ。その理由としては、ガソリンエンジンのMT車を新車で購入できる最後のチャンスと考えていること、売却時に高額となる見込みが高いこと、などだという。税込606万円という価格の2ドアスポーツカー、しかもMT車に、これほど人気殺到する時代がやってくるとは、思いもしなかった、と担当者も驚いていた。

ベースグレードの「フェアレディZ」は税込524万1500円から。9速AT、6速MTともに同じ価格だ。写真のボディカラーは、プリズムホワイト(3P)/スーパーブラック 2トーン

また、人気のボディカラーは、プリズムホワイト-スーパーブラックの2トーン(特別塗装色)や、ミッドナイトブラックだという。RZ34のテーマカラーであった「イカズチイエロー」の人気があるのかと思っていたが、通常のクルマと同様、「白と黒」に人気は集中しているという。レッド、ブルーなど、鮮やかな色味は、さほど人気はないそうだ。



RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5