自分に合ったサングラス選びのコツ教えます!
毎度ご好評を頂いています「干場編集長のスタイルクリニック」略して【スタクリ】。第12回目となる今回は、サングラスのご紹介です。サングラスをかけているだけで、なんとなくオシャレに見えるってことありません? ならば、使わない手はないでしょう!
夏に限ったアイテムではありませんが、とはいえ夏になると欲しくなるのがサングラス。夏も後半戦ですが、まだまだ紫外線が強いですからね。おまけにかけるだけでなんとなくオシャレに見えるとあれば、かけない理由はないでしょう。そういえば、干場編集長はいつもサングラスをかけている印象が・・・。
「実はこれ、サングラスじゃないんです。正確にはメガネで、ちょっとだけ色が入っているだけなんです。最近はライトトーンのレンズがトレンドですが、僕の場合は図らずもってところです」
確かに、最近はライトカラーレンズやクリアフレームなどが人気。とはいえ、顔まわりゆえ印象に残りやすいサングラスだけに、ハズさない鉄板サングラスが欲しいところです。
「そんな時は、黒のセルフレーム一択。黒はメンズファッションの基本中の基本色なので、どんなコーデにも合わせやすいのが魅力です。セルフレームは、いわゆるプラスチックのこと。メタルフレームは知的でクールな印象を作るにはうってつけですが、少々ハードルが高めです。セルフレームはやわらかい質感なので、誰にでも似合いやすいんです」
確かに黒のセルフレームはファッションを選ばない万能型。となると、次に気になるのが形です。
「ウェリントンかボストンがオススメです。ウェリントンは、いわゆるレイバンのウェイファーラーが有名。ボストンは、それをベースにやや丸みを帯びた形です。この2型は、比較的日本人の顔型にマッチしやすいと言われています」
とはいえ、ブランドによっては合わない場合もあるはず。そこで、干場流の選びのポイントが。
「眉毛が隠れるかどうかが見極めポイントです。サングラスの上ラインと眉毛が離れ過ぎると、サングラスが取って付けた感じに見えます。近いほどにカッコ良く見えるのですが、もし遠くてもノーズパッドを調整したり、または追加するオプションを用意しているブランドもあるのでぜひ活用を」
「干場編集長のスタイルクリニック」はYouTubeとの連動企画になっています。動画でさらに詳しく解説しているので、そちらも是非チェックを!
EYEVAN/アイヴァン
トレンドも時代も不問な永久定番デザイン
Tシャツ2万3100円/フィクサー(アルト エ デリット)、パンツ2万4200円/K-3B、サンダル4万2900円/ダブルエイチ(オリエンタルシューズ)、腕時計17万4900円/ゴリラウォッチ(G&Rジャパン)、ブレスレット42万9000円/ダミアーニ(ダミアーニ 銀座ブティック)、リング8万4700円/マークマホーニー×ビルウォールレザー(S.O.S fp 恵比寿本店)
鼻の高さしかり、日本人の顔型を把握しているジャパンブランドは、やはり頼りになる存在です。日本発のアイヴァンのモデル・Webbはまさに理想的で、形はボストンとウェリントンの中間となる、通称ボスリントン。
「まさに日本人向けサングラスの好例。細部のクラシックな意匠も見どころで、目元にこんな1本があれば、黒Tシャツとのシンプルなコーデもサマになります」
イージー&スポーティも、目元でグッと洗練
クラシックがベースとなるアイヴァンのボスリントンなら、ドレスからカジュアルまで幅広くマッチ。今回はロゴTシャツにストレッチパンツ、そしてストラップサンダルを合わせたスポーティスタイルで。大人にとってはスポーティさが強めですが、サングラスにより全体が引き締まります。
干場編集部のアドバイス①「時計」
一方手元においてはさわやかな白を選択
スポーツコーデにおいては、腕時計もシンクロさせるのがセオリー。今回は、ゴリラウォッチのRSホワイトをチョイス。
「サングラスによって黒のイメージがかなり強めなので、腕時計には白を合わせてみました。全身黒だとサングラスをかけている場合重たく見えがちなので、ケース幅が44mmもある大型でバランスを」
干場編集部のアドバイス②「ブレス&リング」
シンプルで控えめぐらいがちょうど良し
スポーティでラフな雰囲気に、ゴールドジュエリーは少々ミスマッチ。シルバーのカジュアルな雰囲気が似合います。
「気をつけるべきは、ジュエリーのジャラ着け。サングラスで視線が見えない以上、ジュエリーをジャラ着けするとちょっと怖い人に見えがち(笑)。ホースシューリングなら、1点着けでも十分アクセント効果が望めます。」
干場編集部のアドバイス③「サンダル」
ラフになり過ぎないのはソールのおかげ
足元はストラップサンダルでスポーティに。スニーカーでもアリなのですが、今回はより軽快さを求めた結果サンダルに。
「レンズの濃度が濃いので、足元で肌を見せることにより軽さを狙いました。といっても、ソールが分厚くストラップも幅広なので、ご近所サンダルには見えません」
Brunello Cucinelli & Oliver Peoples/ブルネロ クチネリ & オリバーピープルズ
クラス感を上げるならクラシック感強めな1本を
ボスリントンをベースに、クリップオンを採用したモデル・Jep。クリップオンにすることで、よりクラシカルな雰囲気をアピールしてくれます。フレームは、ブラックに近いダークグレーのマーブル模様。うっすらと透ける芯金が、ラグジュアリー感を楽しませてくれます。
Oliver Peoples/オリバーピープルズ
クラシックだけどモダンな都会派ウェリントン
ウェリントンタイプのオリス・サン。フロント、テンプル共に細身にデザインされているのが特徴で、クラシックさとスタイリッシュさを両立します。そのシャープなシルエットは、掛け姿ももちろんスッキリと。スクエア気味なレンズは、オトコらしさも楽しませてくれます。
Ray-Ban/レイバン
押しも押されぬマチガイない名品です
ウェリントンタイプにおける、鉄板中の鉄板といえばやはりこのウェイファーラー。1952年の誕生以来、多くのアーティストや俳優に好まれた名品です。カラバリが多いのも魅力で、カスタマイズサービスを利用すれば自分好みなレンズカラーをセット可能です。
FIXER/フィクサー
オトコらしさと色気の絶妙バランス
その名もブラックパンサー。フロントの両サイドがやや上向きになった、いわゆるキャッツアイデザインのウェリントンは、削り出した黒フレーム&テンプルによるオトコらしさに色気を与えてくれます。ヨロイ飾りには925シルバーを採用するなど、ディテールにも見どころが。
MOSCOT/モスコット
これが似合ってこそ大人のオトコです
ボスリントンにおける名作は、NY発モスコットのレムトッシュで異論はないはず。1950年代に誕生し、やわらかな丸みを帯びながらも厚みによるオトコらしさも両立します。少々個性的ですが、4サイズも展開があるので(一部のフレームカラーのみ)自分にマッチした1本が必ず見つかるはずです。※こちらの写真は干場編集長私物のため、実際の製品とはノーズパッドの仕様が異なります。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Ryoko Kanemoto
Hair&Make-up:Megumi Ochi
Model : Noah Ishikura
Text:Masafumi Yasuoka
Direction:Yoshimasa Hoshiba
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アイヴァン 東京ギャラリー 03-3419-1972
アルト エ デリット 052-253-7718
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