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FASHION 僕が捨てなかった服

既製スーツにおける世界最高峰! アットリーニを着て、広がった知見

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人生には、どうしても手放せなかった服、そう「捨てなかった服」があります。そんな服にこそ、真の価値を見出せるものではないでしょうか。そこで、この連載では、ファッション業界の先人たちが、人生に於いて「捨てなかった服」を紹介。その人なりのこだわりや良いものを詳らかにし、スタイルのある人物のファッション観に迫ることにします。

ハンドとマシンを駆使して仕立てたスーツは、最高の着心地!

生産の現場を見つめ続けるとともに、自身で幾度となくイタリアを訪れて飛び込みで開拓。たくさんの身銭を切ってサルトで仕立て、知見を広げてきたファッションディレクターの諸澤 泉さん。

知識と経験に基づき、たくさんの服を手に入れてきた諸澤さんが、中でも思い入れが強くて捨てられなかったアイテムをご紹介する企画の第10回目は、チェーザレ アットリーニ(CESARE ATTOLINI)のスーツです。

「これは初めてローマに行ったときに買った吊るしのスーツ。当時日本では30数万円くらいしたのですが、現地では1200〜1300ユーロで売っていました。

お手頃だったのも購入を決断する後押しにはなりましたが、最大の理由はパンツがノータックだったこと。

時代的にはスーツのパンツもノータックに変わってきていましたが、クラシコイタリアのブランド、しかもチェーザレ アットリーニがノータックのパンツを作るなんて衝撃だったので、即決しました。

そこのセレクトショップは、なんともイタリアらしく、「現金で買うなら さらに値引きしてやる」と言われたんですが、そんなに持ち合わせがなかったので、カードでキャッシングしたり、同行した方に借りたりして掻き集めて、出し値より安く買うことができました。



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