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月に1回は必ず確認!タイヤの正しい空気圧を知るための方法

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安全装備や自動運転でますます高額化している現代のクルマ。上手に購入する方法は? さらに、所有してからも様々なトラブルやアクシデントが起きるのがカーライフ。それら障害を難なくこなし、より楽しくお得にクルマと付き合う方法を自動車ジャーナリスト吉川賢一がお伝えします。

クルマのメンテナンスのうち、最も基本的で、最も重要なもののひとつである、タイヤの空気圧チェック。空気圧不足は、タイヤの偏摩耗や劣化を進めてしまうばかりではく、燃費にも悪影響を及ぼし、最悪の場合、走行中のバーストを引き起こす可能性も。

クルマにはそれぞれ「指定空気圧」がありますが、愛車の指定空気圧を知らない、というドライバーも多いようです。指定空気圧の確認方法、そして空気圧チェックの際の注意点について、ご紹介しましょう。

 

■空気圧シールは、運転席ドアを開けたBピラーやドア本体、燃料給油口の蓋などさまざま

一般的な乗用車の場合、空気圧ラベルは、運転席のドアを開けて見えるピラーやサイドシルなどに貼られています。また、そのクルマに採用されているタイヤのサイズごとに、複数の空気圧が書かれていることもあります。単位は、日本では「kPa(キロパスカル)」と「kgf/cm^2」の2種類ありますが、kPa表示の方が主流です。

なお、アメリカやヨーロッパといった海外では、「Psi」、「kpa」、「bar」といった表示もあります。国内で新車が買える輸入車では、日本の空気圧表示のラベルに張り替えられていますが、古めの輸入車だと外国表示のものも、なかにはあります。

一般的な乗用車の場合、空気圧ラベルは、運転席のドアを開けて見えるピラーやサイドシルなどに貼られている。ただし中には、燃料給油口のふたの裏に貼られている車種もある

クルマによっては、前後輪で指定空気圧が違っていたり、また、タイヤのサイズや銘柄が同じなのに、A車だと240kPa、B車だと250kPa、のように異なることもよくあります。前後の重量配分や、クルマ本体の重さに合わせ、自動車メーカー側で空気圧を変更しているためです。

また基本的には、インチサイズが高いほど、空気圧は高めの設定となっています。その理由は、段差やキャッツアイなどの突起を乗り越こした際の「パンク防止」です。大径ホイールであるほど、タイヤが撓むことができる限界厚みが薄いので、タイヤやホイールリムがダメージを追わないようにするため、空気圧を高めています。空気圧が高いのは、「タイヤのヨレをなくしてスポーティに走らせるため」というのも正解ですが、タイヤやホイールを守るために空気圧を上げている、といった側面もあるのです。



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