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【日産フェアレディZ】
エンジン:3L V型6気筒ターボ
最高出力:405ps(298kW)/ 6400rpm
最大トルク:475Nm / 1600-5600rpm
トランスミッション:6速MT / 9速AT
ボディサイズ:全長4380×全幅1845×全高1315mm
ホイールベース:2550mm
サスペンション:ダブルウィッシュボーン / マルチリンク
車両重量( MT/ AT):1570-1590kg / 1600-1620kg
価格:524万1500円~696万6300円
※先代Z34型の価格は398万円~652万円
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【トヨタGRスープラ(RZ)】
エンジン:3L 直列6気筒ターボ
最高出力:387ps(285kW)/ 5800rpm
最大トルク:500Nm / 1800-5000rpm
トランスミッション:6速MT / 8速AT
ボディサイズ:全長4380×全幅1865×全高1290mm
ホイールベース:2470mm
サスペンション:ストラット / マルチリンク
車両重量(AT):1530kg
価格(AT):731万3000円
※データは現行型RZ(AT仕様)
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今回はライバル対決! なんていっていますが、その実情は客層が被らないだろうというのが本音です。それでもあえて比較すれば、新型フェアレディZはV6、GRスープラはストレート6とエンジン形式が異なります。また、フロントサスペンション比較ではダブルウィッシュボーンを先代から踏襲しコストを掛けているZに対し、ストラットとはいえGRスープラはBMWが長年鍛えてきたノウハウをベースとします。マニュアルトランスミッション採用でキャラクターがどう変わるのか、コチラも気になります。
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6気筒エンジン搭載車のスープラは1グレード展開。あとはMTか、ATか? ミッションを選ぶだけとなりそうです。対する新型フェアレディZは、ブレーキシステムやLSDなどの駆動系、シート表皮などの選択へと、悩ましくもうれしい時間を過ごすことになります。車両価格はMTもATも同じなのでミッション選択による価格差はありません。
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新型フェアレディZの価格が約700万円と聞いて驚いた方もいらっしゃると思いますが、この価格はあくまでローンチモデルのプロトスペックのもの。実際にはバージョンSTが最上級モデルであり、その価格は646万2500円であり消費税を含みます。ただし、この先は原材料の高騰や追加モデルでNISMOが登場すれば700万円オーバーと予想されます(画像はスーパー耐久シリーズ富士24時間レース仕様車)。
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内外装ともにカスタマイズするならエントリーモデルで十分。歴代モデルの面影を色濃く残す新型フェアレディZのポテンシャルは図り知れません。納期が見えない昨今、とりあえず買って相棒の資格あり! と思えば生産終了のウワサ直後に新車を買い直す……というのが低炭素化時代の青写真です。
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次世代GT-Rの確約が見えないいま、新車で買える日産の最高峰スポーツカーは新型フェアレディZのみ。「あの時に買えばよかった!」という後悔だけは残らぬよう、皆さんの行動力に期待します。
Text:Seiichi Norishige