「プールから上がった瞬間、このまま抱かれたい、って。以心伝心ってあるんですよね。彼が『僕、瑞希さんのこと好きになっちゃったみたいです』と言ってきた。その後、タクシーに乗りホテルへ。彼は若いからすごい勢いで求めてきたことも新鮮でした。ベッドに倒れ込むと、水で冷えた体が温まっていく。お互いに肌には塩素のにおいがほのかに残っていて、“この人とこうしたかったんだ”と思いながら抱き合っていたんです」
優しくゆっくりとじらしていくような夫からの愛撫に慣れている体には、彼のそれは痛いだけだった。
「彼にどうしたら女性の体が気持ちよくなるのか、そのやり方を教えながらでした。最終的に気持ちはよかったのですが、どこか物足りない。やはり、中年は中年同士がいいというか、夫のほうが上手だと思いました。でも気持ちのほうは、彼が好きで夢中になっているんです。裸で抱き合ってホテルでまどろんでいる時間が最高に幸せでした」
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