その後も、彼の家やホテルで5~6回逢瀬を重ねた。最初は彼に対してかいがいしく世話をしたり、呼び出されたら喜んで飛んで行ったりしていた。しかし、予想もしなかった気持ちのすれ違いが起きる。
会えば会うほど、彼が未熟なことに気づいてしまうのだ。ベッドのテクニックは不足しており、考え方も短絡的だ。次第に瑞希さんは物足りなさを感じるようになっていく。
「LINEを未読スルーなどして、距離を置こうとしたんです。すると彼は何かを察知したのか『もう会わないとか言わないよね』と言ってきた。そう言われると気持ちって冷めるじゃないですか。娘の習い事が忙しいとか、家族の用事が重なったなどと伝えて、距離を置こうとしたんです」
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