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さて、話題はちょっと飛びますが、皆さんはどちらのカングーが欲しいですか? 道具感漂う商用バンが欲しいという方も意外といるのではと思います。しかし、右ハンドル仕様を作るなら、この魅力的な後部スライドドアを右から左へと移設しなければなりません。その手間をルノーが決断するか、作り分けるコスト上昇をカバーするほど売れるのか、コレって結構悩ましい経営判断だと思います。
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そこで英国ルノーのHPにアクセスすると、右ハンドル仕様の新型カングーは掲載されていましたが、商用バンは未掲載でした。う~ん残念。先のことはわかりませんが、商用バンの右ハンドル仕様を作らないのであれば日本導入はないでしょう。さらに危惧するのは現在の為替レート。円安ですよね。察するに新型カングーは旧型比100万円アップは否めない感じ。
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クーペSUVのアルカナが429万円なので、まあコレを超えることはないと思いますが、リアルな乗り出し価格は400万円以内で収まるか? ライバル車をチェックすると、プジョー・リフターが361万9000円、シトロエン・ベルランゴが335万8000円というエントリー価格です。ちなみにベルランゴのディメンションを見ると、ボディサイズは全長4405×全幅1850×全高1850mm(ホイールベース2785mm)と新型カングーといい勝負。
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日本仕様の新型カングーのスペックはわかりませんが、欧州仕様のパワーユニットは出力違いの1.3L直4ガソリンターボ(100psと130ps)、1.5L直4ディーゼルターボ(95ps)がありました。駆動方式は2WD(FF)なので、この点だけは悩まずに済みます。導入モデルの詳細はわかりませんが、まあコチラもいい勝負かと思います。ただし、新型カングーは6速MTが期待できます。
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2022年後半にはルノー、プジョー、シトロエンと、3台のフレンチMPVが日本で揃うことになります。いずれにせよ個性的な選択肢が増えるのは自動車趣味人にとっては喜ばしい限り。じっくり後半戦に備えましょう!
Text:Seiichi Norishige