ライター・沢木文が、コロナ禍中でも花開く、婚外恋愛のリアルについて紹介する。
「面接に行くと、すぐ採用されました。数時間の研修を経て、プロフィール写真を撮影。現場に入ることになったんです。ミニスカにブラウス姿でポーズを取り、人前で下着姿になって、写真を撮られるのですから、抵抗はないといったらウソになります。でも、女としては、自信を持ったというか。夫に拒否られ続けている生活を続けていたので、カメラマンに『セクシーですね。いいですよ』と言われて舞い上がる自分がいた」
仕上がった写真は、胸は大きく手足は細く修正されていた。その後、OKなこと、NGなことを聞かれて、事務的に“商品登録”はすすめられた。
©︎gettyimages
「男の欲望に合わせて、自分を整えていくんですよね。独身時代に医者と弁護士と出会えるお見合いパーティに参加したことを思い出しました。あの時も、清楚な服を着て、老舗のイニシャル入りのハンカチを持って、髪を黒く染めて会場に行ったんですよ。感覚的にはあれと同じ」
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