■運転が苦手な人にこそ乗って欲しい!トヨタ「ライズ」(171万円〜)
免許を取ったばかりで初めてクルマを買う人や、運転が得意ではない人は、小さくて扱いやすい、軽自動車やコンパクトカーを選ぶ人が多いかと思いますが、そんな人にこそ、コンパクトSUVのトヨタ「ライズ」をお薦めします。
ライズは5ナンバーサイズのコンパクトボディでありながら、SUVらしい力強いデザインと充実した装備が特徴。また、最小回転半径は4.9m(G、Xグレード)と、小回り性能はコンパクトカーと同程度ながら、コンパクトカーよりもヒップポイントが高く、見晴らしが良いので、安全確認がしやすく、運転時の安心感が高まります。
さらに、クルマを俯瞰したような視点で周囲を確認できる「パノラミックビュー」や、駐車する際のステアリング操作をアシストしてくれる「スマートパノラマパーキングアシスト」もオプションで用意されています。最新メカニズムで運転の苦手意識を克服することもできるでしょう。
■売れているにはワケがある!ホンダ「ヴェゼル」(227万円~)
2021年4月に2代目へとフルモデルチェンジしたホンダ「ヴェゼル」。初代ヴェゼルとほぼ同じボディサイズながらクーペSUVのスタイリングをさらに洗練させています。
腰高のSUVといった雰囲気ではなく、クーペのようにスタイリッシュなデザインと、大きなタイヤによって力強さを融合させたクロスオーバースタイル。シティユース前提でも選びたくなる、洗練されたデザインが特徴です。
パッケージングの良さもヴェゼルの魅力。ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」の強みを生かし、広々とした居住空間と使い勝手の良い荷室スペースを実現しているので、普段使いからロングトリップまで、こなしてくれます。もちろん、最新の安全運転支援システムや、燃費の良いe:HEVシステム、そして、ホンダならではの軽快なハンドリング性能も一級品。どんな人にもお薦めできるモデルです。
■まとめ
アウトドアレジャーにあまり出かけないという人でも、最近のSUVを選ぶメリットはたくさんあります。ハンドリング性能や燃費性能でも、同じクラスの乗用モデルと比較してほとんど違いはなく、むしろ、居住性や使い勝手を考慮すると、メリットの方が大きいように思えます。
それぞれのライフステージに合わせて、クルマを買い替えるタイミングが訪れると思いますが、多くの自動車メーカーが力を入れているSUVジャンルはどれも商品力が高いことから、いま「買い」のジャンル。もし「次はちょっと違うクルマに……」と思っているのなら、SUVも検討してみてください。選択肢が広がって、ますますクルマ選びが楽しくなるでしょう。
Text:Tachibana Kazunori,MMM-Production
Photo:NISSAN、MAZDA、TOYOTA、HONDA
Edit:Ogiyama Takashi