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新型ノア/ヴォクシーは、技術と価格でライバルを駆逐する

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安全装備や自動運転でますます高額化している現代のクルマ。上手に購入する方法は? さらに、所有してからも様々なトラブルやアクシデントが起きるのがカーライフ。それら障害を難なくこなし、より楽しくお得にクルマと付き合う方法を自動車ジャーナリスト吉川賢一がお伝えします。

2022年1月13日に8年ぶりのフルモデルチェンジが発表となった、新型ノア/ヴォクシー。2021年12月の登録台数は、モデル末期にもかかわらず、両者合計で10万台を超えており、ライバルのステップワゴンやセレナに対して、圧勝状態。ただ、今年5月にはホンダの新型ステップワゴンが、また日産からもセレナが、2023年には次期型の登場が予定されているなど、ライバルたちも次々とフルモデルチェンジとなることから、王者ノア/ヴォクといえども油断はできない状況だ。

はたして、新型ノア/ヴォクシーは、引き続き、ライバルのミニバンを駆逐できるのだろうか。

 

■「先進技術の向上」と「パワートレインの進化」がポイント

新型ノア/ヴォクシーは、全幅・全高がやや増したことに加えて、大幅に変更されたフロントグリルやリア周りなどによって、存在感がより引き立つスタイリングへと進化した。またそれ以上に、中身の進化が凄まじく、特に、先進運転支援技術は目覚ましい進化を遂げている。

ドライバーが意識を失っても、一定条件のもと、クルマがドライバーの救命・救護の手助けをしてくれるドライバー異常時対応システムが標準搭載され、渋滞走行中には、一定条件化でハンズオフ走行が可能となる「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」、ドライバーのウィンカー操作で、周囲の安全確認の上、車線変更を手助けしてくれる「レーンチェンジアシスト」、車外からスマホの操作でクルマが駐車できる「アドバンストパーク(リモート機能付)」など、他メーカーのミドルサイズミニバンが搭載できていない先進支援技術を満載してきた。

また、先代ノア/ヴォクシーにも装備されていた衝突回避支援も、カメラにレーダーを搭載しセンシング性能を飛躍的に向上させたことで、これまでは難しかった歩行者や車両まで、正確に捉えることができるようになった。

新型ヴォクシー。4695×1730×1895(全長×全幅×全高)mm、ホイールベースは2850mm。5ナンバーサイズの標準仕様は廃止となり、全車3ナンバー化した

もちろん、ベーシックな部分もぬかりなく更新している。ハイブリッドとガソリンエンジンの2種類をもつパワートレインは、どちらも出力と燃費のバランスを高次元で高めた。ハイブリッドは、全ての電動モジュールを刷新し、モーターの最高出力を82psから95psへと13ps向上、ガソリンエンジンは、高速燃焼化により、152psから170psへと18psも向上している。パワーアップと同時に、燃費(WLTCモード)はハイブリッド23.4km/L、ガソリン15.1km/Lと、先代から約15~25%も向上させてきた。

顔面の迫力に惑わされやすいが、先進技術の大幅な性能向上、パワートレインの正常進化、このふたつこそが新型ノア/ヴォクシーのポイントだ。



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