エルメスのスニーカーって、じつは相当イノベイティブ!
さて、2021年の最終回248回目も やっぱりエルメス。スニーカー「バウンシング(Bouncing)」です。
あれ? 前にも みたような??と思った方、大正解! そう、じつはこの「バウンシング」、すでにブラックも買っておりまして…。華麗なる"色ち買い"です。
ブラックを購入した後、グレーで「H」マークもほぼ同色なんていうカラーリングが登場したのを知り、ニューバランスでグレー スニーカーの使いやすさを知るものとしては、清水ダイブせずには いられませんでした。
エルメスのスニーカーをシーズンに2足、しかも"色ち買い"するなんて狂気の沙汰ですが、ここ最近めっきり欲しいものに出逢えなくて、物欲も減退気味。
こじラグなんて企画を2016年10月から早5年、250回弱も続けていれば、すでに欲しいものは手元にあって…。高校生くらいから買い続けた"捨てられない服"も合わせれば、必要なものなどない。おそらく死ぬまで着ない服なんてのもクローゼットには たくさんあるわけです。
しかぁしっ! せっかく始めたのなら きっちりと続けたい。確か 某氏のショッピングマニュアルが 3冊で301点紹介しているから、せめて302回までは続けよう。2021年終了時で248回なので、あと54回。1年は52週なので、順調にいけば 2023年の年明けくらいには達成できそうなので、2022年も買える限り買うのを抱負とします。
脱線したので、話をクルリンパと戻して、「バウンシング」。
グレーのボディは ほどよい伸縮性と撥水性もあるテクニカル素材「トワル・テクニック」で、ホワイトのレザー部分はシェーヴル・ヴェロア(山羊革)。
ブラックの異素材ワントーンも良かったんですが、サイドに配された「H」のマークのもう少し濃いグレーも合わせたグラデーションがとにかく上品で、スポーティさも抑えられており、違った良さを感じました。
どんな服にもハマりそうだし、コロナで着る機会が圧倒的に増えたスウェットとはカラー・質感ともに調和が取れそう。なんと言ってもリラックスした着こなしを品良く格上げしてくれそうですしね。
さり気ないアクセントになったソールの「H」マークは、インサイドは つま先寄り、アウトサイドは かかと寄りに配置し、裏側まで繋がってます。
つま先から かかとに向かって大きくなっていく、シャークソールのようなジグザグに対して、「H」マークのジグザクの向きを変えることでグリップ力を高めて、滑りにくい仕様にするなど、細部のデザインにも こだわりが満載です。
また、ソールはフラットではなく、つま先と かかとが微妙に浮いた船底のようになっているため、歩行時の体重移動がスムーズにできて快適、かなり歩きやすい。
"良い靴は素敵な場所へと連れて行ってくれる"を信じて、2022年もコレを履いて精進したいと思いますので、ぜひお付き合いください。
本年もありがとうございました。来年もよろしくお願い致します!
Photo:Shimpei Suzuki
Text:Ryutaro Yanaka