現役時代から、フィールドでもファッションでも研ぎ澄まされたセンスを魅せてきたサッカー元イングランド代表のデヴィッド・ベッカム(46)。「貴公子」と呼ばれる甘いマスクは今も健在です。
特にファッションスタイルにおいて常に注目を浴び続け、現在ではアラフォー・アラフィフ世代のアイコンとなっています。
英国紳士のベッカム。アンダーステイトメントな着こなしが多いのも支持されるポイントでしょう。その証拠に、足元も白スニーカーで締めていることが非常に多いのです。
ベッカムのスニーカースタイル第3弾。今回は第1弾に引き続き、白スニーカーのファッションスタイルをご紹介します。
控えめなのに、女性ウケを計算し尽くしたグレーコーデ。

この時期になると気になるカーディガンコーデ。
ベッカムのカーディガンコーデは、グレーと意外にも地味な色をチョイス。
スニーカーは白、ボトムスも黒と全体的に守りに入っているようにも見えますが、女性にとってメンズファッションの色使いは、実は地味なほど好印象なのです。特にグレーは安心感を与える色。これからの時期のデートにオススメのカラーです。
しかしさすがはベッカム。赤のニット帽が目を引きませんか?
これは少年っぽさを演出することで、女性の母性本能をくすぐることが目的だとかじゃないとか。恐ろしい策士っぷりです。しかも策に溺れないのがベッカムという男なのです。
これを世では「あざとい」というのでしょう。もちろん赤じゃなくてもよし。控えめの色使いにはポイントとなるアイテムが必要だということがわかりますね。
あえて全身黒にしないことで、男女ウケの良いトコどり。

レザージャケットが主役を迎えるこの季節。この冬、オトナの渋さを纏いたい男性陣にぜひとも真似していただきたいコーディネートがこちらです。
大きなポイントはあえて全身黒にはしないこと。ボトムスにブラウンなど柔らかい色を取り入れることで、レザージャケットでも男くさくなりすぎない、いわゆる男女ウケを獲得できます。
全身黒はクールでかっこいいですが、ちょっと怖い印象にもなってしまいます。レザージャケットともなると尚更なのです。
男性だけで集まるときにはぜひとも全身黒で。しかし女性もいる場合は男らしさはもちろん、女性ウケを心得たモテる大人の余裕もしっかり見せつけていきましょう。
チェスターコート×スニーカーも、ローカットならキマる。

チェスターコート×スニーカー。テイストが違うだけアイテムなだけに、どう着こなせばいいのかわからない人も多いのでは?
ベッカムは、ゴテゴテしていないザ・シンプルな形のローカットスニーカーをチョイス。ここはチェスターコートのフォーマルさに合わせるのが正解です。
ボトムスには紫のラインの入ったトラックパンツをチョイス。これはかなりハイセンスです。抵抗がある人はネイビーのスラックスなどがオススメです。スキニーパンツだと上半身とのバランスが取れなくなるので注意しましょう。
いかがでしたか? 派手なモノをむやみに取り入れない、英国紳士のベッカムらしいスタイル。しかし、「全身同じ色にしない」「必ず1つポイントを入れる」というこだわりが、どのコーディネートからも見えますよね。参考になる部分、かなり多いのではないでしょうか?
ファッションに自信がない人ほど参考にしてほしいベッカムスタイル、ぜひ試してみてくださいね。
Text: FORZA STYLE