じつは、メンズのネクストトレンドって、ウィメンズからの影響が大きいんです!
1万投稿を達成した#靴魂ですが、遡ってみると投稿してくださるのは 圧倒的に男性。FORZAの特性を考えれば、当然ではあるんですが…、せっかくなので女性からの投稿も活性化させたい!
というわけで、第57弾ではまだまだ数は少ないですが、ウィメンズシューズの投稿をピックアップしたいと思います。
かつてビジネスやファッションにおいて女性の足元は、圧倒的にパンプス、ヒールが主役でしたが、クラシックな靴作りをしてきたジョンロブやジェイエムウエストン、チャーチなどがウィメンズコレクションを充実させたことで、認知度がアップ。
さらに、震災以降スニーカーを許容するシーンが拡大したことにより、女性の間でも浸透。メーカーも色や種類を充実させたことで、一気にスニーカーのマーケットが成熟しました。
今後さらにジェンダーレス化が進めば、盛り上がっていくことが予想されます。
では話をクルリンパと戻して、ウィメンズシューズの素敵な投稿5選をご紹介していきます!
ジェイエムウエストンの「#180 シグニチャーローファー」
まずは、6度目の登場となった#靴魂の常連@shoes451さんの投稿から。ジェイエムウエストン(J.M. WESTON)の「#180 シグニチャーローファー」です。

1946年に誕生した「#180 シグニチャーローファー」はブランドを代表するアイコン的な存在で、世界で最も愛されるローファーと言っても過言ではありません。
@shoes451さんご自身はブラックのボックスカーフ(boxcalf)、一緒にご登場頂いた女性はシルバーのカーフです。
ウィメンズには、ホワイトやパウダーピンクのパテントなど、メンズでは見かけない珍しいカラーがラインナップされていますが、シルバーを選ぶとは さすが!
メンズでは飛び道具感が強すぎる気がしますが、ウィメンズならエッジが効きながらも遊びの範囲内におさまり、軽やかに見えます。
経年変化については???ですが、女性の靴なので、そこまで味は必要なさそう。汚れだけ落として綺麗をキープするのが良いでしょうね。
ペアでの投稿は最高に嬉しいですが、欲を言うなら、この女性が選ぶ他の靴も見てみたい。ご自身のアカウントからの投稿もお待ちしています!
カンペールのミュール「ツインズ」
続いては、@0875_anahさんの投稿から。カンペール(CAMPER)のミュール「ツインズ(Twins)」です。

スペイン・マリョルカ島の靴職人で、靴の製造を生業としていたアントニ・フルシャー。その息子ロレンソ・フルシャー・ロセリョーが家業を継ぐカタチで、1975年に設立したのがカンペールです。
「田舎の」や「素朴な」を意味するカンペールの言葉通り、穏やかな雰囲気の靴を世に送り出してきましたが、左右非対称、奇抜な色など他のブランドでは見かけない靴もたくさんリリースして話題を呼びました。
@0875_anahさんの「ツインズ」は、ビットモカシンのかかと部分を取り去ったようなフラットなミュールで、ビットが金属ではなく樹脂、さらに左右で微妙に向きが異なっているのが特長です。
遊びが効いたデザインですし、おもちゃみたいで可愛らしい。お母様と兼用で靴を履けるのも素敵ですね!
学生さんらしくプチプラなアイテムを使って上手にファッションを楽しんでいる姿勢に共感が持てるので、今後も#靴魂、そして#ジュエリー魂にも投稿をお願いします。
メゾン マルジェラの足袋ブーツ&グイディのバックジップブーツ
次に紹介するのは、モンクストラップ、ウィングチップに続いてで、女性最多の登場となる @lovewinterloveさんの投稿から。メゾン マルジェラ(Maison Margiela)の足袋ブーツと、グイディ(GUIDI)のバックジップブーツです。

見たこともない形の靴を生み出そうと悩み苦しんでいた、マルタン・マルジェラ。
そんな彼が初めて東京を訪れた際、路上で見かけた作業員の地下足袋姿から着想し、柔らかい足袋にヒールをつけてみたことで誕生するのが、“足袋ブーツ”です。
結果として長年愛されるヒット作となり、現在はその意思を継いだアレンジモデルがたくさん登場しています。
一方、1896年にイタリア・トスカーナでギド・グイディ(GUIDO GUIDI)を中心に設立されたタンナーが、コンチェリア グイディ ロゼリーニ(CONCERIA GUIDIE ROSELLINI)社。かつてキャロル クリスチャン ポエルやカルペ ディエムに素材提供していたことでも有名ですね。
その社内プロジェクトとして、2005年にジョバンニ・ロッセリーニ(GIOVANNI ROSELLINI)とギノ・ウリー(GINO ULIVO)によって立ち上げられたシューズブランドが、グイディ(Guidi)です。
イタリア随一のタンニング技術と伝統的な職人技、そこに彫刻家であった2人の美的センスが融合されたコレクションは他に類を見ないほど素晴らしく、多くのファンを魅了し続けています。
これら3足のブーツをお手入れしたようですが、見事に鈍い光を放っていて美しい! 履きジワと鈍い輝きの調和も たまりません。
@lovewinterloveさんは、ただ綺麗にしているだけでなく、きちんと履き込んだ上で磨いているところから、本当に靴を愛しているのが伝わります。
今後も素敵な愛靴の数々をたくさんポストしてください! よろしくお願いします。
ファルファーレのバレエシューズ
4番めは、@shimakikkiさんの投稿から。ファルファーレ(farfalle)のバレエシューズです。

神戸で生まれたバレエシューズブランド、ファルファーレ(farfalle)。
靴職人の技術によって、ひとつひとつ丁寧に作りあげられシューズは、足の形をきれいに見せるフォルムと、マシュマロのような履き心地が魅力。価格も1万円程度とお手頃です。
フラットシューズですが、履き口が浅いポインテッドトゥなので、足が綺麗に見えますね。
こういった女性の靴のポストも大好物なので、大歓迎! 他にも素敵な靴をたくさんお持ちのようですので、またの投稿をお待ちしております!
ニューバランスの「IZ996」
最後は、@kazuzion0329さんの投稿から。ニューバランスの「IZ996」です。

オンロード用のランニングシューズとして1988年にデビューし、ニューバランスには欠かすことができない存在となった名品「996」。
「576」と双璧をなす人気を誇り、「SL-1」というスマートなラストで女性にも人気なことから、アンファン(INFANT)サイズで登場した「ガールズパック(GIRLS PACK)」です。
@kazuzion0329さんのショセ(chausser) のナチュラルコードバンチャッカも秋らしいカラーリングで素敵なんですが…、娘さんのニューバランス「IZ996」に軍配。可愛すぎます!
ちょっとした小噺ですが、かつて女性にニューバランスが大ヒットした要因のひとつに、"ママがこぞって履いた"というのがあります。
お洒落なママたちって、お子さんにもさまざまなブランドのスニーカーを履かせるわけですが、子ども自身に選ばせると知識があるわけでもないのにニューバランスに足を入れることが多かったんだそうです。
色やマジックテープの楽しさなど、他に理由はあったのかもしれませんが、子どもは直感的に履きやすさを感じ取っていると考えたママたちは、自身でもニューバランスにトライ。すると、履き心地の良さを実感し、それがクチコミで伝搬し、あっという間に大ブレイクを果たします。
ホント何がきっかけで流行るかなんて、分かりませんね……。
だいぶ話が逸れましたが、#靴魂では娘さんの足元の投稿も大歓迎です! もちろん、"おとうさんといっしょ"でも。
どうですか、ウィメンズのシューズ。メンズのトレンドって、意外にウィメンズ シーンからの影響っていうのが大きくて、それを受ける形で選ぶ靴が変化することも多々あるんですね。
そう考えると、#靴魂には女性が選ぶ靴のポストも必要ですよね。というわけで、皆さんの身近にいるお洒落な女性たちがポストしてくれるよう誘ってください! きっと今以上に盛り上がるはずですから。
それでは、本日はここまで。是非これからも ドレスシューズに限らず、ブーツやスニーカーなどなど、みなさんの愛用靴を「#靴魂」を付けて たくさんポストしてください! 目標は、#腕時計魂に追いつくことです!!
ちなみにですが、会員登録して頂けるとコメントを書き込むことができますので、#靴魂に対するご意見や感想、「オレはココの靴が好きだー」「こんな切り口で靴が見てみたい」などなど奮ってコメントしてください。
それから、インスタグラムの#靴魂を介して、皆さんが交流してくれたら、こんなに嬉しいことはありません。
投稿に関してですが、撮影の仕方は自由。靴のみ、履いている足元、その靴を中心としたコーディネートなどなど、靴が写っていれば何でもOKです。ぜひご自慢の一足をインスタグラムに投稿してください。もしかすると あなたの投稿を取り上げるかもしれません。
それでは次回の「あなたの靴、見せてください」もお楽しみに!!
Edit:Ryutaro Yanaka