2000円以下ですから、最悪 部屋着として着られればイイんです。
さてさて、第12回目は ユニクロのスウェットパンツ。
コロナになってから仕事もプライベートも在宅ばかりになって、外で着るものより室内、そしてそのまま"ちょっとそこまで"的な、一般的に言うワンマイルウェアが充実していきました。
それ以前からスウェットは、ジップアップパーカやフーデッド、クルーネック、はたまたハーフスリーブとあらゆるトップスを買いまくってきましたが、最近はパンツも増え、ユニクロにまで食指が動くまでに。
だって、このスウェットパンツったら、税込で1990円ですよ!
素材とクオリティは圧倒的に異なりますが、以前紹介したブルネロ クチネリ(Brunello Cucinelli)のスウェットパンツの 約40分の1…。
1本買う値段で一生分買えます。まぁ 比べる相手を間違えてる気はしますが(笑)。
でも、安価であっても さすがユニクロ。意外にあなどれません。
見えるかな? 股間のところ、フェイクではありますが、ステッチでフライに見えるようにしてます。
家ではまったくもって問題ないんですが、外へ穿いて出掛けるとき、これがあるかないかで結構違います。ただステッチで叩いただけだと、どうしても部屋着感が出ちゃうんです。
素材はコットン 90%にポリエステルが 10%混紡されているんで、リラックスシルエットでも穿いてるうちに伸びてダラっとする心配も少ない。
トップスの場合は 圧倒的にコットン100%派ですが、パンツは化繊混でも許せます。夏場は とくにサラッと穿けるので。ただ、あまり混じっていると毛玉できたり、テカってきて穿かなくなりますが。
でも たった 1990円ですから、そこまで劣化する頃には間違いなく原価償却できてますかね。
色は、スウェットと言えばなグレー、ライトグレーもありますが、スウェット然とは穿きたくなかったので、ネイビーとブラックを色ち買い。
大したテクではありませんが、外へ出掛けるときは 裾のリブを内側に折り返して穿いてます。
元々テーパードシルエットで それなりに足元はスッキリ見えるんですが、こうすることで さらに部屋着感は払拭できますので。
買ったときはウエストのドローコードは外で縛るタイプでしたが、いま展開されているのは内側にアレンジされたようで、さらに部屋着感は薄まったのかな?
リラックスウェアが全盛と言えど、外にスウェットで出掛けるのに抵抗あるという方は まずこのユニクロで試してみてはいかがですか? たった1990円ですし、"やっぱ無理…"だったとしても部屋着にしちゃえば、イイんですから。
Photo:Shimpei Suzuki
Text:Ryutaro Yanaka